空のように、海のように♪


パピヨンパパの思うこと
by willfiji
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
メールアドレス
フォロー中のブログ
カテゴリ
以前の記事
最新の記事
最新のコメント
紹介 日本語の起源..
by コトタマ学 at 22:03
ジョニー店長、動物達は何..
by パピヨンパパ at 21:10
目は、口ほどに…と、言う..
by Jony店長 at 20:08
大変参考になりました!!..
by 拓也 at 21:52
拓也君偶然ですね、弓張は..
by パピヨンパパ at 11:03
佳苗ちゃん、いいよ!幹事..
by パピヨンパパ at 10:24
突然のコメントすいません..
by 拓也 at 12:47
良いなぁ…月山!! 来..
by 佳苗 at 10:34
ジョニー店長。休みの考え..
by パピヨンパパ at 08:23
平田さん、   ご意見良..
by jony店長 at 21:48
最新のトラックバック
venushack.co..
from venushack.com/..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
正義と信念のために
from 笑う社会人の生活
ドイツ皇帝の最後の宮殿で..
from dezire_photo &..
トキ 4羽の繁殖成功 多..
from ローカルニュースの旅
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧

<   2018年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧


「神保町奇譚」(読書no.265)

「神保町奇譚」 (著・池井戸潤) 


アマゾンの有料会員になった特典でこの電子書籍は無料。

花咲舞が活躍する短編もの、「下町ロケット」や「半沢直樹」ほどのエンターテーメント性はなかったが、ひと時を埋める読書となった。

a0199552_10025423.jpg

舞は仕事を終え、神保町で同僚の相馬とビールを頼む、先輩から紹介された一見さんお断りのその店はちょっと美味い肴を提供する。

隣あわせた上品な婦人の話が短編の本題に引き込む。娘さんが亡くなって銀行通帳を整理したら亡くなる直近に3000万円のお金が入出金されていたのだ。


銀行勤めの舞は相馬と早速調査する。娘さんが務めていたベンチャー企業は既に倒産していた。

半沢直樹は権力に立ち向かうがこの短編は世間でもありそうなことを軽く扱う。


企業のほとんどは銀行融資によって成り立っている。

晴れた日に傘を貸し、雨の日に返せと比喩されるほどに銀行の振舞いは非情な面もある。


それでも今は安倍政権による金融緩和策によって金余り状態が続いている。

企業を成長させるには資金がいる、金融は資本主義の要だが、GDPの何倍ものお金が世界中を巡っている現状を見れば新自由主義経済の先が雲の中にあることは否定できない。


企業オーナーにとって計画倒産まではいかなくても借入金を個人資産に組み込むことはそれほど難しくはない。もちろん業績がそれを埋めれば問題はないが資金を個人に蓄えて企業は自転車操業でなんとかやりくりしているという企業もある。


この本はベンチャー企業が別途に蓄えた資金で蘇る是非を問うことなく、難病に取り組むベンチャー企業姿勢を応援するような内容になっている。


非上場の企業オーナーの中には韓国財閥のナッツ姫を彷彿させるブラックな人がいる。日本の非上場のオーナーは独裁者の権限を持つとかつて日経新聞が連載した。

残念ながらそのパワハラを諫める手段は今もあまりない。


企業は人なり」とは言い古されてはいるが著者はそんな基本的なテーマを短編に仕上げたのかもしれない。


[PR]

by willfiji | 2018-04-24 10:08 | 動物 | Comments(0)

「極上の孤独」「家族という病2」(読書no.263・no.264)

「極上の孤独」「家族という病2」(著・下重暁子) 

a0199552_11170099.jpg
NHKのアナウンサーだった後の下重さんは歯切れがいい。評判の「極上の孤独」を電子版で読んで合点して前作の「家族という病」の続編も読んだ。


直ぐに理解を示すのは男の人が多いと著者はいうがその男の人であることは多分に漏れない。

誰でも年を重ねればそれだけ孤独という言葉が身に染みてくる。


孤独でいいじゃないかと開き直ってくれる本との出会いが心を強くする。著者の本には多くの賛同者と同じように批判も多い。ボクは賛同者の先頭部分にいる気がする。


ボクの座右の銘に「連帯を求めて孤立を恐れず」という吉本隆明の言葉がある。

全共闘世代が背負った言葉でボク中にずっと醸成されてきた。

孤高の生き方がいいと思う、誰にもじゃまされず自分が好きなように生きることだ。

孤高は孤独よりも研ぎ澄まされたものがある。聖人の領域で悟りの世界かもしれない。


そんな立ち位置をめざしながら、ある時は連帯を求め、生きればいいと思う。求める気分が最近薄れてきたように思う。パワーがなくなってきたのかそれこそ聖人に向かっているのか不明だ、孤独でいいという自分になっているような気がする。


家族についての著者の考えは子供を作らないボクと共通したことがある点でも大いに共感する。


大人の社会に子供連れの家族が入ったとたんに個人ではなく父さん母さんになってしまい大人空間が失われてしまうことがよくある。


子供は子供、父さん母さんはプライベートな事だとわきまえろと言うものだ。


ボクは動物園のスポットガイドのボランティアをやっているから子供やファミリーに話しかけることも多いし子供に接するのも嫌いではない。

そんな時、動物を通して知ってもらいたいのは自立ということだ。

親離れ子離れができない人類に動物たちの自立を見てもらいたいのだ。

もちろん孤高を求めるが一緒に食事して美味しいねと言える連れ合いがいる時間を大切にしたいと思うし、孤独の時間であっても愛犬が脇にいる方を好んでいる。プライベートな事は自分の中で留めておくべきだ。

この本が紹介する女優大原麗子さんの部屋に貼ってあった言葉がとてもいい。

1.孤独な鳥は、高く高く飛ぶ。2.孤独な鳥は、仲間を求めない。3.孤独な鳥は、くちばしを天空に向ける。4.孤独な鳥は、決まった色をもたない。5.孤独な鳥はしずかに歌う。


こんな心境になって消えていければいいと思う。


[PR]

by willfiji | 2018-04-20 11:28 | 読書 | Comments(0)

「さらば甘き口づけ」 (読書no.262)

「さらば甘き口づけ」 (著・ジェイムズ.クラムリー)

a0199552_14432301.jpg

引き続き犬の出てくる本。

そのブルドッグは酒場でビールを飲んでいた。アル中の隣に私立探偵スルーが探すトラハーンもビールを飲んでいた。スルーに依頼したのはトラハーンの元妻、連れ戻して欲しいというものだった。


犬が出てこなければ読まないいわゆるハードボイルド小説、暴力と酒と女が小説を構成する。意味が分からなくて同じ個所を行きつ戻りつしながら読み通す。


初めは敵対していたスルーとトラハーンの関係がおもしろい。時々千鳥足で登場するブルドッグが場面の合間を埋める。スルーはその酒場の女主人の依頼も受けることになる、
10数年前に失踪した娘ベティーを探す役目だ。トラハーンがついてくる。


アメリカの車社会が描き出される。車のアイスボックスにはビールが常在し運転中にも缶を開ける、酒場で停まってまた飲む、酔って運転してモーテルで泊まる。


自分の身は自分で守るのが基本、酒場での殴り合いに銃も持ち出される。保安官も多少のもめ事が暴力によって解決されることを是認する。そんな社会がどこまで現実的なのかわからないがアメリカが銃社会であることは確かだ。


物語は思わぬ展開を迎える、スルーとトラハーンそして取り巻く女たちの関係がアメリカ社会の一面を映して紐解かれる。トラハーンの今の妻が娘だった。


トラハーンは太平洋戦争時ガダルカナルで水に浮かぶ日本兵の残る命を銃で滅多撃ちした、スルーもベトナム戦争で非戦闘員の村人を銃殺していた過去がある。戦争はその後の二人の人生に爪痕を残す。


トランプ大統領は教師が銃を持てばいいととんでもない発言をこともなげに放った。アメリカは最悪の大統領を選んだことになる。

日本でも軍事力強化に賛同し徴兵制まで持ち出す人がいる。人としてやってはいけないことをやっていいと考える人がいる。

その人を説得する言葉はなかなかみあたらない。暴力や戦争の悲劇を語り継ぐことの大切さを痛感することになる。

アメリカのハードボイルドが人気を呼ぶ背景にはアメリカが戦勝国であっても戦場にならなかった国であっても戦争に行った国民自身が心の傷を負っている所にあると考えるのは飛躍しすぎだろうか。

日本には敗戦という貴重な体験から生まれた平和憲法がある。自分を守るのは銃ではない

人が人を力でねじ伏せてはならないという知性をどれだけ多くの国民が持てるかという民度が今問われている。


[PR]

by willfiji | 2018-04-13 14:50 | 読書 | Comments(0)

「悪徳警官はくたばらない」 (読書no.261)

「悪徳警官はくたばらない」 (著・デイビッド・フェルト)

a0199552_17232179.jpg
 引き続き犬が出てくる本だが、タラと言われるゴールデンレトリバー♀の出番はほとんどない。


主人公は弁護士アンディー、恋人ローリーが殺人犯として逮捕されその弁護の展開が痛快だ。外国文学によくある皮肉なユーモアが時に鼻を突き物語が進む、アメリカの裁判のやり方がよくわかるから言葉遊びも許す気になる


有罪か無罪は
12人の陪審員が決める、ローリーが起訴されたのは元の職場である警察の上司を殺害したというもの、上司の不正を正そうとしたローリーにはその上司によって職場を去ることになった過去がある。


この小説は権力者の横暴を弱者が暴いていくというもの、正義が勝つという常道を行く。

読者は結論を知りながら複雑なストーリーの展開と弁護士アンディーの弁論に引き込まれていく。

ローリーは無罪を勝ち取るが読者はきっと現実の世界ではこうはいかないことを胸に抱く。権力は事実を隠蔽し、組織は権力者を擁護することで自らを守る、そんな構造は古今東西変わらず、民主主義はそれを打破する有力な方法だがその力は限定的だ。


今日本の国会の財務省の佐川氏の証人喚問はそれを見せつけている。
国民が陪審員であれば佐川氏の有罪判決は必定で、安倍首相は自らの言葉が示したように首相も国会議員も辞めなければならなかっただろう。

60
%以上の国民が納得できないのに30数%の国民が支持した政権がマジョリティーになっていることが日本の民主主義を危うくしている。


小説では正義が勝つのが常道なのに世間はそうはいかない。うまく立ち回るほうが楽だと考えている人がいるのが現実だ。


小説に戻れば、愛犬タラはこの物語を最後に登場する。裁判が終わって再びアンディーとの平穏な暮らしが戻ってきた。タラはそんな大切な時間が残り少なくなっていることを語って小説が結ばれる。


愛犬とそんな時間があることがボクにとっても一番大切なのだと改めて思う。


[PR]

by willfiji | 2018-04-08 17:30 | Comments(0)