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パピヨンパパの思うこと
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「見残しの塔」‣「禊の塔」(読書no.274)-(読書no.275)

「見残しの塔」‣「禊の塔」 (著-久木綾子) 

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「見残しの塔」は周防と言われた山口県の、「禊の塔」は山形県出羽三山羽黒山の、今に残る五重塔を題材にした職人たちの物語。この「見残しの塔」で著者は89歳でデビューした


専業主婦だったがご主人が亡くなってこの書を著した、驚愕の小説だ。年老いても好奇心から得る著者の造けいの深さに敬意を感じながら読み進んだ、物語以上に著者の思いが心に響く。


「見残しの塔」は九州日向の山村から宮大工の修行の旅に出た若者と今の富山県若狭から故あって逃避した姉妹が周防に建立される五重塔を通して出会い、それぞれの縁を描いていく


姉妹は新田源氏の血を継ぐ者で若者は平家落ち武者の子孫あった。室町足利幕府の中にあって九州北部から中国西部に勢力があった大内氏が建立の主であった。


「禊の塔」は偶然にも昨年の秋同期旅行で訪れた山形の地、羽黒山に行き五重塔を前に山岳信仰の姿を目の当たりにした、その五重塔の物語だった。事前に読んでおけばと悔やみはしたが、茅葺の屋根が再び画像となって浮かび、思い出がより彩られた。


89
歳の女性が綴ると若者の恋愛は純愛になる。著者は二つの小説中に複数の男女を登場させる。男は仕事に生きがいをみつけ、青春の中で幼馴染の女性に惹かれながら自分の道を進んでいく、女性の方が早生で男たちを悩ます。

著者はきっと自分ができなかった若い日の生き方をこの女性たちに託したのだろう。老齢になっての小説がより若々しいのはそのせいかもしれない。


著者は新田源氏の血を継ぐ人である。時代が流転して人が消えてもその姿を残す美しい塔を「み残しの塔」と名付けた。人生は「美残しも」「見残し」もある。


その姿を見た人間には「美残し」だが巡り合えなかった者には、この世に思いを残す「見残し」だ。


源氏と平家の争い、室町幕府、戦国時代を経て江戸幕府、近代国家になり世界大戦があって今に続く、神仏は時の権力によって様々な立場を取る。歴史を捻じ曲げれば日本の美しい神社が汚される。

知的好奇心を満たす書に出会えば日本各地の寺院仏閣をめぐった時、宮大工の匠の技に建物に込めた日本文化の本流を組み取ることができる。

若い時に報道の仕事をして結婚後は専業主婦、夫に先立たれてから小説家、その小説に著者が知的に生きてきた証がある。人生とはこうありたいものだ。
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# by willfiji | 2018-07-07 16:57 | 読書 | Comments(0)

「ブラックボックス」(読書no.273)

ブラックボックス」 (著・伊藤詩織)

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BBCやニューヨークタイムス等世界のニュースでは今も取り上げられているが日本のマスコミがあまり報じなかったために一般の人に知られていない事件がある。


被害者が姓名を明らかにしてまで世間に訴えたかったものは何か、この本は国家権力の横暴と国民に根付く人権に対する風潮に身を挺して訴える。


安倍政権になって不思議なほど政権擁護のコメンテーターが目立つようになった。スシローと揶揄される田崎史郎氏と共に少し前までは山口敬之氏というチョビ髭の人がその役を担った。この人が現れたのは「総理」という本が書店に並んだ頃だった。


田崎氏と同じように山口氏も安倍首相の広報係のように首相を擁護した。ジャーナリストの使命より首相の側近になる事で得る利益に目がくらんだ姿を画面に登場させていた。


突然姿を消した訳は週刊新潮のレイプ事件の記事にあった。
SNSで拡散されたが一部を除いてマスコミは大きく扱わなかった。


ほどなく記事の被害者「詩織」さんが記者会見をした。

ボクはこんな酷い話はないと政権の振舞いに憤りを覚えた。

山口氏は必ず裁かれ、森加計問題等と共にこの問題も加わって、安倍政権は終わると思った。国民を騙し続けることはできないし、安倍政権ほどの横暴を日本の良識が許すはずはないと思っていた。が政権は居直ったままで無関心層の増殖を待っている状況だ。


ボクが許せない点は大きく
3つある1つは詩織さんが顔出して訴えてから、ネトウヨや強固な政権支持者から詩織さんに対する非難中傷が始まったこと。


ボクが特にショックだったのは
facebookで友達登録している人までもハニートラップとしたネトウヨ記事をアップして詩織さんを批判していたことだ。


在日だという記事やキャバクラ嬢というものまであった。詩織さんは顔を出せばセカンドレイプの波が押し寄せるとはわかってはいたがこれほどまでとは思わなかった、身の危険すら感じたと記している。

被害者を叩くのがネトウヨの常道、日本の民主主義が壊れていく姿でもある。

2つ目は詩織さんは山口氏がアメリカからの帰国と同時に逮捕されると聞き、仕事先のヨーロッパから帰国していた。あろうことか逮捕状が用意され空港で逮捕寸前に取りやめになった。

その時の管官房長官秘書官の警視庁刑事部長の中村格氏の命令だった。ドラマのような前代未聞の出来事だ。中村氏も止めたことは認めているがその理由を明らかにしていない。逮捕状が出るということは起訴できると裁判所が認めたもの、現場の刑事は逮捕に自信をもっていた。

山口氏がもし逮捕されたら安倍政権には大きな痛手となる。書籍「総理」出版直前、出版中止になるところだった。この横暴を許してはいけない。


3つめは書く事もためらわれる行為のあり方だ。就職の世話をするということで寿司屋に行き、おそらくトイレに行った隙に薬を入れられたのだろう、詩織さんは意識不明となって気が付いた時には裸でベットの中にいた。

お酒に強い詩織さんはそれほどまで泥酔したことはないという。ボクも酒に強いのでよくわかる。どんなに飲んでもそこまでにはならない。

山口氏は詩織さんへの薬投与を認めてはいないが詩織さんが意識不明となった事と性行為は認めている。ボクが許せないは、意識のない女性に乱暴を働くという行為だ。


有名人のゴシップが世間を賑わすがお互いの思いがあるならばそれはプライベートなこと、人それぞれに事情があると思う、意識のない状態の人に対しての行為は明らかに犯罪ではないのk


検察審査会でも山口氏の起訴は却下された。
2人だけの密室の出来事、証拠不十分というものだ。
下着に遺された
DNA。タクシー運転手の詩織さんは意識がなかったという証言.山口氏が詩織さんを引きずるホテル廊下の動画。詩織さんが集めたそれらの根拠が選ばれた審査員にどこまで明示したのか検察は明らかにしていない。


詩織さんは被害に遭った人が逆に誹謗される今の状況を少しでも変えたいと世界を舞台にジャーナリストの道を突き進んでいる。

日本の政治がここまで質を落とし先進国の中でも最低の民主主義度の国家になったことを我々国民は恥ずべきことと受け止めなければならない。


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# by willfiji | 2018-06-29 13:47 | 読書 | Comments(0)

「リバース」 (読書no.272)

「リバース」 (著・相場英雄)
 

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東日本大震災後、著者の「共振」と共にこの本も震災のその後をジャーナリスティックに描く力作だ。


震災をより深刻にしたのは原発事故。
2018年の発表を見ても6万人の人たちがまだ避難している状況だ。被災した多くの人たちは一か所に留まらず、住居を転々とせざるを得ない状況に追い込まれている。

故郷の地が汚染され除染作業も行われているが元の姿に戻る道筋は見えていない。仮設住宅や見知らぬ土地での暮らしの中でストレスも多く、自殺する人、寿命を全うすることなく死期を早めた人たちが沢山いる。


原発事故は人災であった。


小説は東電の被災者対応社員が殺害された背景を廃炉ビジネスという巨額な資金を狙う大資本と被災者が補償を得るにも複雑な手続きを経なければならない政治の冷たい姿勢を比較しながら復興の名を借りた悪の存在を描く。


ボクが被災地に行ったのは震災後
3年経った時だった。石巻日和見山から見る風景はその時でも津波の猛威を想像させた。

タクシーの運転手さんが控えめに教えてくれたことに考えさせられた。補償費で一番潤っているのはパチンコ店という話だった。

通常10時開店だが被災地では7時開店ということ。


そんな現実があるかもしれないがその事を理由に補償を打ち切ってはならないと思った。

生活保護を不当請求する人がいるからといって困窮する受給者に支払われないようなことがあってはならないのに政治の対応は冷たい面がある。

弱者に対して辛らつな言葉を声高に叫ぶ与党国会議員が存在感を増す。慰安婦や南京事件を細小な数字の差異を示して歴史を捻じ曲げて語る人でもある


利益第一主義は平和や人権といった人類の英知を理想主義と蔑む。


平和に向かう努力をしないで軍事力強化を図る背景には軍事産業によって潤う人たちのためにあるのであってそこに正義は存在しない。


廃炉ビジネスも原発廃止を目標に置くなら理解できるが再稼働と同時推進の状況を見れば利益優先主義であることは否めない。


小説の東電の社員は被災者から罵倒を浴びながら親身になって住居や補償の提供に奔走する中、廃炉ビジネスの不正を知ったが告発を前に命を絶たれた。


その社員ほどにはなれなくても自分のできる範囲で良心に従って生き抜くことはできるはずだ。社会とはそんなものだと不正に目を閉ざし推進役となってはったった一度の人生を虚しくしてしまう。


今カジノが国民の
7割の反対を押し切って解禁されようとしている。これこそ拝金主義、利益第一主義の典型だ。賭博で国民はどんな豊かさを手に入れることができるのか


カジノの地に横浜市が名乗りをあげで京急が参加準備をしているという。

京急の社員の気持ちになると心が重い。

日本の首相がフィロソフィーを欠いている今こそ企業家の知性が問われる時ではないだろうか。


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# by willfiji | 2018-06-23 18:09 | 読書 | Comments(0)

「村上海賊の娘・上・下」(読書no.271 )

「村上海賊の娘・上・下」 (著・和田竜) 

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少し前のベストセラー、友人との話題から読みたい本だと思い出した。


織田信長が天下に大手をかける中で障害になったのはその時一向宗と言われた浄土真宗門徒との戦いだった。


本山の大阪本願寺が今の大阪城にあった。その天恵の地の築城を目論んだ信長が譲渡を要求したが本願寺は譲らない、門徒らは籠城戦を選んだ。


信長は兵站を断つべく
周りをいくつも砦で囲む。本願寺は諸国に使者を出し、信長に反旗を翻す同盟軍を募る、北の上杉と毛利が参戦に動くがどちらの行動にも迷いがあって遅い。


本願寺門徒の食料はわずかとなり毛利家からの兵糧が敵陣を突破して届かなければ飢え死には必然だった。

浪速の海に毛利の船団が現れる。物語は海賊の戦いで幕をあける。

主人公は毛利家管轄の能島を拠点とする村上海賊の娘、景である。


村上海賊はその昔倭寇として恐れられた系譜があった。

行き交う船舶から金品を徴収しその地の航行を許可し護衛することを生業としていた。


海戦に強い兵と瀬戸内海の複雑な潮の流れを知り尽くした漕ぎ手を擁した船団を持っていた。毛利家が兵糧を運ぶにはこの村上海賊の働きがなにより必要であった。


海にはロマンがある、書は詳細な歴史書の史実を元にしながら、破天荒な景が海戦に臨む姿を劇画的に描き出す。その文脈は漫画のようで何ページにも及ぶ記述は食傷気味にもなる。スマホゲームに夢中になる人によってこの本はベストセラーになったのかと思いながら読み進む。そのことを除けばこの本には史実をもとにした奥深い内容を伴っている。


武士に比べたたら非力な門徒たちが何故あのような力を発揮したのか。

宗祖親鸞は「南無阿弥陀仏」を唱えれば誰でも浄土に行けると教えた。


この時本願寺は進んで戦えば極楽に行けるという「進者往生極楽」と言う旗を立てた。

門徒は「念ずれば浄土」という教えとは違う御旗によって扇動され武士と壮絶に戦った。


もちろん親鸞の教えではない。


神仏は人間に英知を教えるが権力がいつも利用する。イスラム国は言うに及ばず、日本も皇国史観を生んだ神道がある。今、神社本庁がs回帰の方向にあることは危険な兆候であり、公明党の最近の言動を日蓮はどのように感じるのか聞いてみたい気がする。
いずれも神仏の道から外れている


村上海賊の娘景は扇動される信者を救うため一騎当千の活躍をする。織田でもなく毛利でもない、純な信者の気持ちに心打たれたからだ。


青臭く漫画的なのかも知れないが、正義の味方が愛される世界はまだ救われるとの神仏の教えは普遍の真理に他ならない。


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# by willfiji | 2018-06-12 10:48 | 動物 | Comments(0)

「ざんねんないきもの事典」「続・ざんねんないきもの事典」(読書no.269) 読書no.270)

「ざんねんないきもの事典」「続・ざんねんないきもの事典」(監修・今泉忠明) おもしろい進化の歴史。 

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動物園仲間から貸してもらった人気の書。

動物の世界は知れば知るほど面白い、先週行なわれた「生物多様性シンポジューム」は学際的過ぎて理解できなかったこともあったが、この本は小学生にもわかるように書いてある。監修者の意図はシンポジュウムと共通する。


地球上にいる生物種の数はまだ知られていない種も含めれば
3000万種ともいわれ哺乳類は6000が確認されている。人類はこの中の1種に過ぎない。


多様性を認めるとは個々の命の大切さを尊ぶということ。

絶滅危惧種を救うのは文化的側面もあるが地球上の生物はお互いに影響しあって存在しているという共通利害の側面があるからだ。


もちろん種を守るために害虫や外来種などを排除が必要な事はある。


この本の面白い所は生き物の形や機能の不完全性を「ざんねん」と言う言葉で優しく見守り生きている事の大切さを伝えていることにある。


ワニは閉じる力は強いが開ける力がなく人が片手で口を持てば開けることができないとか、仔像は鼻を持て余すとか、クジャクの羽は長すぎてじゃま、等々、進化が決して完璧でなかった例を数多掲げる


多様性を認めるとはこの不完全を認めることに通じる、子供たちが動物に触れることで学ぶ大切なことだ。


ボクのブログはこの時期どうしても政治的になる。


麻生大臣の言葉や振舞いに人としての素養の欠如を感じているのはボクだけではないだろう。共感力のなさが原因だ。安倍首相にもトランプ大統領にも共通するが相手の立場に立って考えられないという欠陥がある。


安倍政権に共感力の欠如を見る例は枚挙にいとまがない。ヒロシマ・ナガサキの惨状を目にしたら核兵器禁止条約署名は当たり前のこと、東日本大震災を経験した日本で原発再稼働もあり得ない。


未だに続く世界各地の紛争で避難民になった人たちや負傷した子供のいたいけな姿を見たら平和憲法を持つ日本が世界の先頭に立って負の連鎖を断ち切らなければならないのに自衛隊に軍隊への道を歩ませようとしている。


生物がざんねんな特徴を持つのは微笑ましいがその頂点に立つ人類の不完全さは好戦的という深刻な特徴がある。その事を知っている人間の進化の究極は知で解決することだ

幸いにも人類の歴史は世界平和に向けて歩みを続けている。


だが時として平和に背を向ける人によって停滞することがある。多くの生物はそこで絶滅する。人類にもいつも絶滅の危機が訪れる、多様性を望まない首相を間接的にも選んだ日本だが、良識が勝ることを信じて止まない。


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# by willfiji | 2018-06-06 17:20 | 読書 | Comments(0)