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パピヨンパパの思うこと
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「木曜日の子供」 (読書no.308)

「木曜日の子供」(著・重松 清)

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数年前、この町の中学校で多数の殺人事件が起こった。

給食に毒薬を入れたのはそのクラスの上田という生徒だった。上田は少年法によって少年院に送られ、その後社会に復帰した。つい最近のことだ。主人公清水は最近結婚した、晩婚だった。

相手の加菜恵には中学生の晴彦という男の子がいた。清水は父親にふさわしい人になろうと晴彦と接し晴彦も素直に清水を受け入れた。晴彦はいじめにあって不登校だった。結婚と同時にこの町の一軒家を清水は購入し移り住んで幸せな生活が始まった。


晴彦も新しい中学校で問題なく過ごしていたその時、近所でイヌが殺された。


晴彦から高木という友だちができたと聞き、清水は喜んだが担任に確認したら高木というクラスメイトはいなかった。担任の先生はかつての事件を目の当たりにした女教師、一時的には病み回復を待って希望してまた同じ中学に戻っていた。女教師の様子がおかしくなった原因は晴彦を見たからだ。晴彦の面影がどこか上田に似ていた。

上田の唯一の友人に高木という子がいたことや、購入した家が毒薬によって死んだ女子中学生の家をリフォームしたものであったことがわかる。上田が近くにいる。晴彦にその手が伸びていると清水は感じる。著者の巧妙な仕組みに読者は引き込まれていく。


晴彦の母親の幸せを願いながら一番大事な母親を取られてしまう思いを感じ取ることを清水はできず、理想的な父親になろうとする。それは賢明ではなく愚かなのかと書は問う。


「木曜日のこども」という題名はマザーテレサの詩からの引用で「生まれた日が木曜日のこどもは遠くへ行く」という意味がある。その箇所を読んでボク自身を調べたらはからずも木曜日だった。

生きるということに比べ死が与える結論は解りやすく魅力的だ。

誰でもこの魅力に取りつかれたことはあるだろうというこの本のテーマが見えてくる。


わが街に隣接する街で小学生を
19人も殺傷した事件が起こった、取材のヘリの音がその日の朝うるさく響いた。2人の死亡が確認された。


死があまりにも簡単になっている。戦争もまるでゲームだ。


この事件が起こった日、トランプ大統領と安倍首相は横須賀にいて強固な軍事同盟を世界にアピールしていた。事件で亡くなった二人の死は地球の重さより重い。戦争は何百万という人を殺戮する。トランプ大統領の指一本でこの地球が滅んでしまう可能性はゼロではない。


日本とアメリカの首脳が世界にアピールすべきは軍事ではなく平和を導く道ではないのか。
アメリカがそうでなくても、平和憲法を持つ日本の首脳として言うべきことは中国との軍拡チキンレースをやめる提言ではないのか。

オバマ大統領がヒロシマで首を垂れその場に安倍首相もいたのはわずか
3年前だ。

殺傷事件を起こした犯人はコミュニケーション能力が乏しく他者に暴力をむけるしかなかったと解説された。

今の日米両首脳も意見の異なる人との対話ができないレベルだ。

by willfiji | 2019-06-02 11:10 | 読書 | Comments(0)
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