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空のように、海のように♪


パピヨンパパの思うこと
by willfiji
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「ブラックボックス」(読書no.273)

ブラックボックス」 (著・伊藤詩織)

「ブラックボックス」(読書no.273)_a0199552_13355874.jpg

BBCやニューヨークタイムス等世界のニュースでは今も取り上げられているが日本のマスコミがあまり報じなかったために一般の人に知られていない事件がある。


被害者が姓名を明らかにしてまで世間に訴えたかったものは何か、この本は国家権力の横暴と国民に根付く人権に対する風潮に身を挺して訴える。


安倍政権になって不思議なほど政権擁護のコメンテーターが目立つようになった。スシローと揶揄される田崎史郎氏と共に少し前までは山口敬之氏というチョビ髭の人がその役を担った。この人が現れたのは「総理」という本が書店に並んだ頃だった。


田崎氏と同じように山口氏も安倍首相の広報係のように首相を擁護した。ジャーナリストの使命より首相の側近になる事で得る利益に目がくらんだ姿を画面に登場させていた。


突然姿を消した訳は週刊新潮のレイプ事件の記事にあった。
SNSで拡散されたが一部を除いてマスコミは大きく扱わなかった。


ほどなく記事の被害者「詩織」さんが記者会見をした。

ボクはこんな酷い話はないと政権の振舞いに憤りを覚えた。

山口氏は必ず裁かれ、森加計問題等と共にこの問題も加わって、安倍政権は終わると思った。国民を騙し続けることはできないし、安倍政権ほどの横暴を日本の良識が許すはずはないと思っていた。が政権は居直ったままで無関心層の増殖を待っている状況だ。


ボクが許せない点は大きく
3つある1つは詩織さんが顔出して訴えてから、ネトウヨや強固な政権支持者から詩織さんに対する非難中傷が始まったこと。


ボクが特にショックだったのは
facebookで友達登録している人までもハニートラップとしたネトウヨ記事をアップして詩織さんを批判していたことだ。


在日だという記事やキャバクラ嬢というものまであった。詩織さんは顔を出せばセカンドレイプの波が押し寄せるとはわかってはいたがこれほどまでとは思わなかった、身の危険すら感じたと記している。

被害者を叩くのがネトウヨの常道、日本の民主主義が壊れていく姿でもある。

2つ目は詩織さんは山口氏がアメリカからの帰国と同時に逮捕されると聞き、仕事先のヨーロッパから帰国していた。あろうことか逮捕状が用意され空港で逮捕寸前に取りやめになった。

その時の管官房長官秘書官の警視庁刑事部長の中村格氏の命令だった。ドラマのような前代未聞の出来事だ。中村氏も止めたことは認めているがその理由を明らかにしていない。逮捕状が出るということは起訴できると裁判所が認めたもの、現場の刑事は逮捕に自信をもっていた。

山口氏がもし逮捕されたら安倍政権には大きな痛手となる。書籍「総理」出版直前、出版中止になるところだった。この横暴を許してはいけない。


3つめは書く事もためらわれる行為のあり方だ。就職の世話をするということで寿司屋に行き、おそらくトイレに行った隙に薬を入れられたのだろう、詩織さんは意識不明となって気が付いた時には裸でベットの中にいた。

お酒に強い詩織さんはそれほどまで泥酔したことはないという。ボクも酒に強いのでよくわかる。どんなに飲んでもそこまでにはならない。

山口氏は詩織さんへの薬投与を認めてはいないが詩織さんが意識不明となった事と性行為は認めている。ボクが許せないは、意識のない女性に乱暴を働くという行為だ。


有名人のゴシップが世間を賑わすがお互いの思いがあるならばそれはプライベートなこと、人それぞれに事情があると思う、意識のない状態の人に対しての行為は明らかに犯罪ではないのk


検察審査会でも山口氏の起訴は却下された。
2人だけの密室の出来事、証拠不十分というものだ。
下着に遺された
DNA。タクシー運転手の詩織さんは意識がなかったという証言.山口氏が詩織さんを引きずるホテル廊下の動画。詩織さんが集めたそれらの根拠が選ばれた審査員にどこまで明示したのか検察は明らかにしていない。


詩織さんは被害に遭った人が逆に誹謗される今の状況を少しでも変えたいと世界を舞台にジャーナリストの道を突き進んでいる。

日本の政治がここまで質を落とし先進国の中でも最低の民主主義度の国家になったことを我々国民は恥ずべきことと受け止めなければならない。



by willfiji | 2018-06-29 13:47 | 読書 | Comments(0)
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