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「人類のやっかいな遺産」(著・ニコラスウェイド) 遺伝子、人種、進化の歴史。
動物には亜種がある。似ているがちょっとだけ違う種類を分ける時に使う。 亜種と種に優劣はなく亜種と種は交配ができてその子はまた子を作ることができる。 人種は誰が見ても明らかな差異として、黒人、白人、黄色人種がいる。亜種という概念はない。人種に優劣をつけてしまう懸念があるからだ。 著者はコーカサス人、東アジア人、アフリカ人と分けて遺伝子上の差異を論じる。 遺伝子上の差異を証明することが人間の優劣を決めるものではないとする。一方生まれ育った環境や社会の在り方だけが人間社会を作り出すもので人種に差がないとすることには異論を唱える。 アフリカ社会に白人の社会構造を持たせてもヨーロッパのようにならなかったと言うのだ。 そして、人種差別につながるという理由から人種の差異の研究をタブー視すべきではないと力説する。この本は様々な議論を呼んだ本だ。 著者がオブラートに包みながら書き出す世界は遺伝子によって人間行動に差ができ文化の違いができるというものだ。 かつて優生学という学問があって、1940年にアメリカで36000人の非白人が避妊や去勢を施された。600万人のユダヤ人は呪われた民族としてナチスに殺害され、日本は神の国の民族として隣国の人たちを支配した。 人種に優劣はないことを心して人種の違いを現代ゲノムの最新研究として科学的に知ることは必要な事だと思う。情報を知らない人程過ちを犯す。知る事は真理追求の道だ。 著者はIQテストによると100がコーカサス、105が東アジア人、90がアフリカ人になるという。遺伝子の違いだとする。東アジア人の日本人としてはうれしいが、アフリカ人なら反論があるだろう。ユダヤ人は110、コーカサス人でも高い。 遺伝子の違いはどうしてできたのか? ユダヤ人はユダヤ人同士の婚姻を続けてきた。 ユダヤ人の放浪は宗教史として知られる。ユダヤ教は難しい宗教で有文化されて伝導された。理解するためには識字能力が必要だ。パリサイ人が創ったキリスト教はユダヤ教を簡略化したもので識字の必要がなく一挙に普及した。キリスト教に追い出されてユダヤ教徒の長い旅が始まる。識字力のある彼らは金融業を営みヨーロッパで金融ネットワークを持った。 中国の華僑も同じような歴史がある。著者は識字能力や計算能力が限定された婚姻によってより強く遺伝子に組み込まれたとする。興味深い展開だ。 筆者はヨーロッパ文明が現代社会を引っ張ることになったのは、ヨーロッパ人が革新的でオープンで生産的な社会になったのは進化の必然だったとする。IQを構成する遺伝子とは違う遺伝子だ。 中国人が先頭を走っていたのに先進性が交代したのは東アジア人の恭順性と上司への敬意を重視する遺伝子の影響だとする。 遺伝子かどうかわからないけど、確かに日本人は恭順を美徳とする民族だ。 暴力的遺伝子があるという、農耕社会になって共同生活が生産性を高めた結果、狩猟民族にあった暴力遺伝子は減っていったが、日本人とドイツ人には暴力的遺伝子があった。 敗戦によって二つの国は平和主義になったが戦争への性向を残すとしている。ドイツでは極右が台頭しているし、安倍首相は祖父の戦闘的遺伝子を受け継いでいる。 遺伝子が社会にどのくらい影響するのかはゲノム研究が進めば明らかになるだろう。 暴力的遺伝子を抑制する理性という遺伝子を日本人は持っていると思う。 遺伝子が社会成立に大きく影響するとしたら、そんな理性の進化した日本人であって欲しいと思う。
by willfiji
| 2016-07-14 18:15
| 読書
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