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「オオカミ」(著・エリック・ツィーメン)その行動と生態、神話。
著者はオオカミ学者でありドキュメンタリーの映画監督である、約500ページの分厚い本すべてにオオカミのすばらしさがちりばめられていた。 陸上動物の頂点に立つ生き物は「オオカミ」だ。 他には南北アメリカ大陸のピューマとアフリカサバンナのライオンがいるだけで、サバンナを除いてのアフリカとユーラシア全域から北アメリカまでオオカミは存在した。 日本もそうであるように、ギリシア神話やインディアンやイヌイットの人たちの伝承はオオカミは神に近い存在として扱われている。ローマを作った兄弟はオオカミに育てられたことは有名だ。 オオカミが嫌われるようになったのは魔女狩りや悪魔がうまれた中世のヨーロッパ、グリム童話の赤ずきんちゃんの原本もここにあって、オオカミにとっては濡れ衣の物語だ、マッチョな男達はこぞって狼を殺した。普通オオカミは人を襲うことはない、狂犬病のオオカミや死体を貪るオオカミから連想された。 著者は研究のために生まれたばかりのオオカミを引き取り育てる、オオカミをイヌのように人に従うようにするためにはイヌとは違って母親に育てさせてはならないというのが面白い、イヌは少なくとも8週齡までは母親が育てないと危険なイヌになるのだがそこが違う。オオカミを母親が育てると人に近寄らないようになってしまう。 イヌはオオカミを家畜化して2万年を経て人間に都合のいいように作られた生物だから、母親は8週齢かけて人間と暮らしやすいように育てる。オオカミは野生動物だから人間の怖さを教えるのだ。 イヌは犬種によってスペシャリティーを持つ、猟犬でも犬種によって違いがある。撃った獲物を持ち帰るレトリバーや川の中から持ち帰るプードル、獲物のいる方向を教えるポインター、あくまで追い続けるグレイハウンド等が専門性を競う。 オオカミはイヌの野生原種だから群れで獲物を追い、先回りする者、待ち伏せする者、首に飛びつき殺すものの役割を果たす、取った獲物は優先順位はあるがみんなで分ける。イヌは人間が分配するからイヌ同志で分けることはない。 オオカミは野生動物の匂いがする。これも仲間同志のコミュニケーションには必要だ。 余談だがボクが飼っているパピヨンは匂いの少ない犬種で牧羊犬から愛玩犬になるように作られた。王妃マリーアントワーネットがこよなく愛した理由がそこにあったと思っている。 オオカミのしぐさや順位付け、群れの構成などこの本はイヌを愛する者にとっても必読だ。 オオカミの持つ魅力がどんどん増加するのは、イヌにはない生粋の部分がみられるからだと思う。 ボクがボランティアでスポットガイドをやっている多摩動物公園には10頭のヨーロッパオオカミがいる、午後の大体決まった時間に遠吠えがはじまる。 一頭が啼きだすと次から次へと遠吠えが重なる、「なぜ啼いているの」と聞かれることが多い、おなかが空いたよー!もう帰る時間だよー!一緒に歌おうよー!ボクの方がうまいよー!ここにいるよー!::::いろんな意味があるらしい。 イヌはこれだけの遠吠えをすることはない。オオカミの遠吠えは群れを確かめるコミュニケーションだ。 多摩動物園からではなく、それほど遠くない昔、日本オオカミたちが武蔵野から奥多摩までこんな遠吠えをしていたと思うと時を越えることができる。 俄然オオカミを飼いたくなった、まずは多摩のオオカミたちとコミュニケーション取ることから始めている。
by willfiji
| 2016-04-08 11:28
| 動物
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