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「資本主義に希望はある」(著・フィリップコトラー)マーケティングという概念を企業ばかりではなく公共にも取り入れさせた著名な経済学者が今を問う。
コトラーの教えはボクのビジネスの道に大きな影響を与えた。企業活動を消費者視点で徹底的に考えるという姿勢を通して企業は人類の幸福に貢献しなければならないと持つべきビジョンを一貫して指し示したからだ。 大戦後、順風満帆な世界経済にも大きな波が押し寄せた、日本はその中で波を乗り切って高度成長に至ったが、バブル崩壊とリーマンショックによってその環境は一転する 新自由主義が資本主義の中で芽生えその功罪が見え隠れする、ボクのビジネスの指標であったコトラーはこの時代をどう読むのか、見事に答えてくれた書であった。 アメリカの大統領選挙での争点は格差の問題だ。トップ1%の富裕層が富の46%を握る、 人類70億の中の50億が貧困層であり世界的にも格差はますます広がっていく。 サンダースは行き過ぎた資本主義を社会主義に転換すべきと支持を拡大し、トランプは富を持つ側にいながら持たぬものの不満をより持たぬものの犠牲だとして煽動し救い手のない市民の感情を支配している。 日本もそれほど極端ではないがよく似ている。アベノミクスや派遣法改変に見られる政策は格差拡大であって富めるものはより富み貧するものはより貧するという政策で、 新自由主義の流れの中にあるものだ。経済的な富を優先する姿勢は原発再稼働でも明らかだ。富を優遇する政権は普通なら選挙で負けるが日本の貧者もトランプ支持者のようにつける薬を求めて一番強そうな薬に行き着く、つける薬もないのが現状だ。 「資本主義の欠点は幸福を不平等に割り当てること、社会主義の長所は不幸を平等にわりあてること」とチャーチルの言葉を引用してコトラーはサンダースやトランプではない道を「資本主義の希望」として提案する。 人はある程度の収入になると収入による幸福度は鈍化するという、物欲は限りないが幸福度にはつながらない。トップ企業のCEOや芸能人、スポーツ選手などの富裕層は優雅な別荘を持ち、とびきり贅沢な暮らしを行い、自家用ジェット機を持つ者までいる。だがその消費量はたいした額ではないと氏は指摘する。ほとんどが資産運用にまわされお金がお金を生むが幸福とは関係がない。 もしこのお金が一般の人々に回ったらそれは消費につながりお金が生きてくる、それがなくなってしまったのが格差社会だ。 氏は富裕層にもっと税金をかける必要があるが取りすぎないようにともいう、社会主義者とは違う所だ。「子孫が自由に仕事ができるくらいの資産は残すが子孫が何もしなくてもいい資産は残さない」という考え方だ。 幸福を考えた行動を氏は提案する、それは決して清貧にまで至らないシンプルな生活だ、 1芸術や文化、または宗教と深くかかわる生き方 2他人を助け、世界を改善する生き方 3欲求と所有物を少なめに抑え、簡素に生きると決めた生き方。 氏は結ぶ、「資本主義の欠点のほとんどを解決できる見込みはないと考えている人も多いだろう、だがこれらの問題を喜んで話し合い、妥当な解決策を生み出して世間の合意を得たいと考える頭脳明晰で熱意を持った人が大勢いりと信じている」と。 氏は楽観的だ、この楽観こそボクが氏に学んだ一番の事だ。
by willfiji
| 2016-03-23 18:05
| 読書
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