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東京プリズン(著・赤坂真理)を読んだのは、僕よりひとまわりくらい歳下の人が戦争に対してどんな見解を持っているのかを知りたかったからだ。
もちろん著者の認識がその世代の代表ではないが教育や環境が思想に影響するから、全共闘世代の僕が、その後物言わなくなったおとなしい世代の人の歴史認識を知るには格好の小説だった。 今、日本の護憲派と言われる政党の影は薄く、政権を担う自民党からも鳩派の姿はない。維新やみんなの党を加えれば9条を変えたい改憲派の方が多数を占める情勢だ。 タカを制すのはタカだからそれでいいと思う気持ちもあるが何か違うと僕の気持ちは収まらない。タカ派の人は概ね競争社会を是とするから経済的側面では僕と一致する。それは国のあり方ではないと僕は思う。 例え抑止力であっても「目には目を」の考え方や「対話と圧力」と言いながら常に圧力以上に対話の道を探る事をしない人達にこの国を任せられるのだろうかと不安になる。 この本は16歳の米国留学少女が東京裁判をどう捉えるかという内容で歴史を踏まえて展開される。その整理の仕方は僕の考えと違いはない。天皇に戦争責任はあるのか?戦争に負けた国だけが悪いのか?問題を本質から問い、答えを見つけていく。 整理すれば以下になる。 天皇の戦争責任は天皇が利用されたとするなら無いし実際に統帥権を持っていたとした有りだ。 日本固有の天皇の存在は豪族の長であった天皇家がいつの間にか神官の長に祭り上げられたと捉える必要がある。時の政権にとって和歌を詠み宮中文化に浸っていれば利用価値の高い存在だった。こんなこと書くと不謹慎と言われるかもしれないが。天皇が明治維新以後も利用された存在だとしたから東京裁判で、天皇の戦争責任は問われなかったのだ。占領国米国も天皇を利用しようとしたこと、日本国民にとって天皇は侵してはならない存在であったことも大きな理由だ。僕も天皇は富士山のようなものでいいと思う。だから米国は無くさなかったのだ。 東京裁判そのものは正しかったのか?A旧戦犯者を無実と言う人がいるが、ポツダム宣言を受け入れた日本は裁判そのものを受け入れなければ戦争は終わらなかったのだから、判決を受け入れなければならない事は明らかだ。戦争とはそういうものだ。だから戦争はしてはいけないのだ。武力によって問題を解決する事を選んだのなら負けたら勝者に従うのが筋になる。 橋下大阪市長がとんでもないことを言った。軍には慰安婦が必要だと。慰安婦は軍が関与をした証拠はないとも言う、自らの論理矛盾に気がつかない。そんな世界になるから戦争はいけないのだ。 米国が大空襲で東京を焼き尽くし、原爆投下で何万もの民間人の命を奪った。日本はアジアに対して侵略戦争を犯し罪のない人々の生活と命を奪った。それも事実だ。 どちらも人類の爪痕として子孫に伝えなければならない事だと思う。 A級戦犯の人は日本を侵略戦争の方向に持って行ったか止める事ができる立場にいた人達だ。 原爆投下責任がルーズベルトにないのは戦勝国であるからで人類視点から言えばそれは矛盾だ。 戦争は恥ずべき人類の暴挙だ。いかなることがあっても認められるものではない。 戦争になる前に人類の責務としてやるべきことがあって、そうした哲学を学ばせることが国の教育の中心になければならないと強く思う。 「東京プリズン」は米国が世界の警察として日本を裁こうとした東京裁判を、この裁判もまた戦争のもたらす悲劇であったと、「被告席に立つべき者は戦争を起こした人間なのだ」と語ったように思う。 ひとまわり下の世代がこうした考えをきちんと持っていることに少し安堵する気持ちになった。
by willfiji
| 2013-06-09 17:21
| 読書
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