佐渡の空を放鳥されたつがいから生まれたトキが見事に飛んだ。
少し前の「トキのひなが誕生した」とのニュースは、きっと多くの人に、
暖かい気持ちと同時に育つだろうか?との一抹の不安をももたらしたと思う。
そのひなが育ち、トキ色の羽をひろげて飛ぶ姿をTVで観て、
日本の各地の空をトキが舞う日も夢ではないような気がしてきた。
日本コウノトリも絶滅してしまった日本の鳥だが、多摩動物園がトキのように中国とロシアから、(これもトキと同じで、99.9%遺伝子が同じとのこと)コウノトリを連れてきて、繁殖に成功した。
日本コウノトリが自然の中で飛ぶ姿は
兵庫県コウノトリの郷公園で観られる。大きな丸い巣の中で仲良く子育てする姿もよくニュースで紹介されるが、それが多摩動物園で育ったコウノトリの家族達だ。
「
コウノトリ・トキの舞う関東自治体フォーラム」というのがあるのを知った。
江戸時代、関東の空には沢山のコウノトリやトキが飛んでいた。そんな空を取り戻そうという活動らしい。野田市がコウノトリの飛ぶ環境を作ろうと動きだしていたり、その名も「鴻巣市」も名乗りをあげたりしている。(ちなみに鴻巣は僕の母が生まれ育った所)
先週、多摩動物園に行った時、その活動の詳細が知りたくて関係の方に聞いてみた。
多摩川がトキやコウノトリが舞う地にならないか?という僕の夢の実現可能性も確かめてみた。
コウノトリが好きなドジョウやタニシが十分いるだろうか?その地域が水田や畑の広がる環境になり、住民の協力と理解が得られるか?等、
高いハードルがあった。
トキやコウノトリを少し見守っていることにした。
(公開されていないが多摩動物園ではトキも育てている。)
多摩川に迷い込んだ黒鳥(2010.12月)