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今、犬仲間のいろんなグループがこぞって参加しているのが、風太ママもブログで紹介している「愛玩動物同伴の避難所や仮設住宅の確保」を環境庁に要望する署名運動だ。(このブログを読んだ人もまだならお願いします)。
我が家も、被災して避難所へ行った時、パルティーと一緒がダメなら、車やテント等で暮らすことになる。
現在、ペット同伴は、避難所によって場所を分けたり、外につないだりしている所もあるが、受け入れられなくて、被災した家や車で避難生活を送っている人もいる。犬仲間が一斉に署名したのは、もしそうなっても「離れない」との気持ちが実感としてあるからだと思う。
僕のマンションは新築入居の時、「小動物以外のペット不可」の規約があった。常識的に考えると犬猫はダメなマンションだった。あいまいな表現と60世帯の小規模であったこともあってかペットを連れて入居した人もいた。犬猫がダメな人もいたと思うが声は小さく、「飼ってもいい」の雰囲気があった。その後我が家も飼って、「規約を変えよう」と何人かの飼い主とのあうんの呼吸で、ペット可の規約に変更にした。
その時、犬猫を飼っていたのは10世帯位だったが賛成が合わせて52世帯の絶対多数を獲得した。僕が穏やかに(笑)発言したのは、「先進国でペット不可は日本だけと聞く、フランスでは同居不可の議論そのものがペットに対する差別となる」ということ。他に「マンションのペット不可は戦後の住宅の普及が公団によってなされた時、ペット不可にした影響から始まった」ということを知った。そんな話もした。「これからの社会にペットはなくてはならない存在であり、ペット可のマンションが当たり前」という時代背景も後押しした。
「うるさいとか不衛生」とかの声もあったが、それはペットに限らず「迷惑防条例に違反することになるのではないか」といった「常識の範囲で解決する」という意見でカバーした。
「みんなで仲良く暮らしたい」と思うのが住民の本意、話せばわかる人が多数を占めた。
今回の地震は、豊かな先進国の事例になる。今後の復興に当たってペットの役割も大きい。
もちろん「しつけ」は飼い主の責任であることが前提になるが、災害時にペットと一緒に暮らせることは署名しなくても、「どうぞ一緒に!が当たり前」という日本になって欲しいと思う。
[蕾ふくらむ・多摩川]
by willfiji
| 2011-03-29 22:18
| 自由
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