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パピヨンパパの思うこと
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キャスターという仕事

キャスターという仕事」(著・国谷裕子)
言葉の力を信じて。

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著者が画面から消えて、もう1年にもなる。
彼女を辞めさせたNHK会長も代わったがまだ安倍首相は高い支持率に支えられている。


帰国子女の著者は英語力が買われて国際ニュースを担当し、BSからゴールデンタイムを担うニュースキャスターに成長した。この番組はなんと
23年間3784回と他に類を見ないニュース番組となった。この本はニュースキャスターの役割を余す所なく伝えている。


キャスターはアメリカやイギリスではアンカーと言われる、人々の偏見を取り除き深く考えてもらうためにキャスターが機能するのだ。


人々が無知であることは危険だと指摘する。

無知は恐怖をうみ、恐怖は怒りにかわる。やがて怒りは殺意につながるからだ。


著者が辞めさせられたのは管官房長官とのインタビューと沖縄の基地問題のニュースが
きっかけだった。
時代が大きく変化する中で物事を伝えることが難しくなってきたと著者は長年のキャリアを踏まえて発言する。


著者はキャスターとして問う力を発揮して国民の立場に立って安保法制の矛盾を問い。沖縄の人の立場に立って辺野古移設の問題を正したのに過ぎない。現政権は国民が無知であることを願っている


多様化する社会には多様化する意見がある。合意形成が難しくなっているからこそ情報のプラットホームを提供する報道番組が一層必要だと強調する。


今、森友学園の問題が報道を賑わしているがこれも最初は大手マスコミでは報道されないものだった。
報道の現状に危機感をいだいているジャーナリストのツイッターによって小さな輪が次第に広がりマスコミ全社が主要ニュースとして取り上げられるに至った。


安倍首相個人の関係が問われているから政府は火消しに懸命だ。

国民の大半が必要だとする真実解明のための参考人招致をしようとしない。このまま幕引きになればそれこそ数の力に頼ったものになる。国民の不信は更に募るがやがて忘れられるとたかをくくっているように思う。


北朝鮮がミサイルは日本の米軍施設を狙う準備のものだと言明した。

無知ならばこれに対抗しようと意気込んで更にネズミを追い込む。窮鼠が基地にミサイルが撃ち込めば対抗してミサイルを撃ち込む、その時相手が狙うのは全国の原発だ。

そんな悪夢が胸をよぎる。


日本人の大半が被爆死滅した時、原発再稼働と日米同盟強化を図った人を日本人は裁けるだろうか?無知であったと東アジアの大半が死の世界になった時嘆いても遅いというのは考えすぎであろうか?


フェイク(偽)ニュース。ポスト・トゥールース(事実無根)オルナティブ・ファクト(もう一つの事実)など無知を呼ぶ言葉が誕生している。無知が世界に充満しているからだ

これらの言葉は都合のいい解釈で人を引き付ける術だ。進化論を信じない人と同じように過去の戦争を否定しない人が簡単に取り込まれていく。

無知というこの現状をどう変えたらいいのか。「既存の偏見を認めることは偏見を取り除くためにより深く考えることよりもはるかに楽だ」との著者の言葉に励まされてボクはブログを綴る。


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by willfiji | 2017-03-09 18:45 | 読書 | Comments(0)

憲法という希望

憲法という希望」(著・木村草太。対談・国谷裕子)


『憲法は私たち一人ひとりのよりよい生のために人権を守り、権力をコントロールしている』とト書きに著者・木村草太は憲法学者としてのポリシーを示す


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著者は政権におもねらない発言する人だが左派とかリベラルでもない。そんな所に共感する。著者の憲法学者としての見解は法が持つ堅苦しさを排除している点もうれしい。


ボクの安倍政権不支持が鮮明になったのは安保法制成立が主因だ。マッカーサーが警察予備隊を導入した経緯は前回書いたが、その後自衛隊ができて海外派兵まで実行されているが憲法解釈をどんなに拡大してもそこまでで安保法制は明らかに違憲だと思ったからだ。


安保法制は著者を初め多くの憲法学者によって違憲であることは明白だが著者は安保法制によって憲法とは何かを考える人たちが増えたことを評価している。

またこの本の後編に対談しているNHK元キャスターの国谷さんも、安保法制以後憲法を守ろうとする人が増えていると指摘していることは心強い。


現憲法に修正点はあるが今変更する事は危険だと思う。改憲が
9条の戦争放棄に手が及ぶことを恐れるからだ。

高校の無償化や参議院の在り方と一緒に
9条を変えようとする意図が現政権にある時、残念だがそれを引き換えにするわけにはいかなのだ。


憲法を学べば学ぶほどこの憲法が人類にとって理想郷を作るものだと思うようになる。


著者は憲法が過去の過ちを繰り返さないためにあると示す、国家の3大失敗とは、1・無謀な戦争。2・人権侵害。3・権力の独裁だ。


憲法は尊厳の担い手となった個人が公権力担当者に守らせるためのものである。


日本国憲法は戦争という大きな犠牲を払ってできた世界に誇るべきものだ。

どんなに大変であっても大事なことを決定する時には、多様な意見に耳を傾けながらより良い解決策を見つけて行こうとするのが民主主義の基本的理念であって日本国憲法はそれを貫いている。


著者は辺野古問題について憲法をわかりやすく説明する。

安倍政権では『安全保障に関することはすべて内閣が勝手に決めていいことになる』と政府のやり方の違法性を指摘する。


憲法は重要な問題に関しては国会が法を作り法案成立後地方の地自治に影響を及ぼす時にはその地域の住民投票によっての賛同が必要になると示しているというものだ。その憲法の手順を踏まない政権を批判しているのだ。


違憲であっても安保法制が必要だという人の中に中国等を仮想敵国にする考え方があることが問題だと思う。今話題の森友学園の思想と同じだ。
中国を敵視するのは戦前アメリカを敵視していたことや北朝鮮や中国・韓国の反日教育と同じでそんな考えに強い疑問を持つ

政治は行き場がなければ他国に敵を作って矛盾のはけ口にする。中国が尖閣に侵犯する挑発になぜ乗るのか知見がないとしか思えない。


この本の巻末に憲法の全文が記載されている。もう一度読み直して新な発見をした。


『平和を愛する諸国民の公正と審議に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意した。我らは何れの国家も自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって・・・・』
という部分だ。

他国の人を尊重することが日本人も尊重されることになるという強い宣言だ。
異なる価値観が共存する全ての人の権利を守り、権力の独裁を許さない理念が日本国憲法にはある。
アメリカンファーストというトランプ氏の主張は日本国憲法でいえば違法だ。


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by willfiji | 2017-03-03 14:05 | 読書 | Comments(0)