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パピヨンパパの思うこと
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タグ:パレートの誤算 ( 1 ) タグの人気記事


「パレートの誤算」・(読書no.225)

パレートの誤算」(著・柚月裕子)

パレートの法則と聞いてピンとくる人は少ないだろう、「働きアリの法則」と同じ意味だという。働きアリには働いているアリが8割、遊んでいるアリが2割いる。

働いているアリだけにしたら効率がいいと思うだろうがそうしてもまた2割が遊ぶアリになるという法則だ。

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主人公聡美は社会福祉課の臨時職員、入社早々ケースワーカーの仕事を覚えることになった。生活保護世帯を訪問して、面談して状況確認しできれば自立を促す。


やりたくない仕事だったが、その仕事を使命としてこなしている先輩を知り尊敬するようにもなった、その先輩が家庭訪問先で火災によって死亡する、検視結果は他殺だった。


聡美は貧困ビジネスの実態を知ることになる。裏社会が弱者から搾取する世界だ。社会保障をできるだけ抑える政策もあって生活保護申請にはいくつかのハードルがあるが、貧困ビジネスの魔の手は役所関係者にも及び手口が巧妙になっている。

亡くなった先輩社員が疑われる、聡美は疑問を解明するために役所内の資料を調べるが不正受給はマスコミから叩かれるため役所には不正受給の実態を隠蔽する体質がある、聡美の行動はそうした役所の体質から外れ上司から叱責される。

犯人捜しは警察にまかせろとの指示に聡美は納得しない、上司に隠れて重要な証拠をつかむ、聡美の身に危険が迫る。小説にどんどん吸い込まれていく。


この本は生活保護の意味を問う、ボクは自由世界を支持する、芸術や文化が政治的な理由で規制されることはあってはならないと思うからだ。人は自由闊達にやりたいことをやればいいと思う、そのための競争も必要だ。


但し自由の権利を差別によって奪う事、そして勝者だけが権利を与えられる事には絶対反対だ。生活保護世帯のような弱い立場の人やハンディキャップを持った人にはフォローが必要だ。

健常者が障害者を差別することはもちろんのこと民族が他民族を差別することも自由社会とは言えない。人は生まれた環境や民族によって差別されることがあってはならないと強く思う、平等を教えるのが教育だ。


安倍政権になってから強者の論理が横行している、自民議員から生活保護世帯の給付と不正受給は別問題なのにまるで同一問題のような声があがることや行革推進の主張には共感したが弱い人たちを切るような政策を打ち出す維新にはがっかりさせられる。

カジノ依存症になるのは本人が悪いからと言ったり沖縄の人たちを土人と揶揄した人を庇うなどの大阪府知事の姿は人間性のなさ露呈したものだ。

政治には思いやりがなければならない。障害者施設に押し入り障害者を次々に殺害した事件から1年経つが犯人は反省するどころかナチスドイツの優生学を信条とする発言をしている。

このようなネトウヨやヘイトスピーチの言動が日本社会へ影響を及ぼす、自己民族優位という観念の世界で政治を歪める、今までの日本では考えられなかったことだ。


国民主権、平和主義、基本的人権を守るのが民主主義国家の基本でその考えにたった生活保護世帯への給付は必要不可欠なものだ。


働きアリの論理で切り捨てることは簡単だが、切り捨てられる人の中に懸命に生きる努力をしている人たちがいることを忘れてはならないと著者は結ぶ。


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by willfiji | 2017-08-04 10:44 | 読書 | Comments(0)