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パピヨンパパの思うこと
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憲法という希望

憲法という希望」(著・木村草太。対談・国谷裕子)


『憲法は私たち一人ひとりのよりよい生のために人権を守り、権力をコントロールしている』とト書きに著者・木村草太は憲法学者としてのポリシーを示す


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著者は政権におもねらない発言する人だが左派とかリベラルでもない。そんな所に共感する。著者の憲法学者としての見解は法が持つ堅苦しさを排除している点もうれしい。


ボクの安倍政権不支持が鮮明になったのは安保法制成立が主因だ。マッカーサーが警察予備隊を導入した経緯は前回書いたが、その後自衛隊ができて海外派兵まで実行されているが憲法解釈をどんなに拡大してもそこまでで安保法制は明らかに違憲だと思ったからだ。


安保法制は著者を初め多くの憲法学者によって違憲であることは明白だが著者は安保法制によって憲法とは何かを考える人たちが増えたことを評価している。

またこの本の後編に対談しているNHK元キャスターの国谷さんも、安保法制以後憲法を守ろうとする人が増えていると指摘していることは心強い。


現憲法に修正点はあるが今変更する事は危険だと思う。改憲が
9条の戦争放棄に手が及ぶことを恐れるからだ。

高校の無償化や参議院の在り方と一緒に
9条を変えようとする意図が現政権にある時、残念だがそれを引き換えにするわけにはいかなのだ。


憲法を学べば学ぶほどこの憲法が人類にとって理想郷を作るものだと思うようになる。


著者は憲法が過去の過ちを繰り返さないためにあると示す、国家の3大失敗とは、1・無謀な戦争。2・人権侵害。3・権力の独裁だ。


憲法は尊厳の担い手となった個人が公権力担当者に守らせるためのものである。


日本国憲法は戦争という大きな犠牲を払ってできた世界に誇るべきものだ。

どんなに大変であっても大事なことを決定する時には、多様な意見に耳を傾けながらより良い解決策を見つけて行こうとするのが民主主義の基本的理念であって日本国憲法はそれを貫いている。


著者は辺野古問題について憲法をわかりやすく説明する。

安倍政権では『安全保障に関することはすべて内閣が勝手に決めていいことになる』と政府のやり方の違法性を指摘する。


憲法は重要な問題に関しては国会が法を作り法案成立後地方の地自治に影響を及ぼす時にはその地域の住民投票によっての賛同が必要になると示しているというものだ。その憲法の手順を踏まない政権を批判しているのだ。


違憲であっても安保法制が必要だという人の中に中国等を仮想敵国にする考え方があることが問題だと思う。今話題の森友学園の思想と同じだ。
中国を敵視するのは戦前アメリカを敵視していたことや北朝鮮や中国・韓国の反日教育と同じでそんな考えに強い疑問を持つ

政治は行き場がなければ他国に敵を作って矛盾のはけ口にする。中国が尖閣に侵犯する挑発になぜ乗るのか知見がないとしか思えない。


この本の巻末に憲法の全文が記載されている。もう一度読み直して新な発見をした。


『平和を愛する諸国民の公正と審議に信頼して我らの安全と生存を保持しようと決意した。我らは何れの国家も自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって・・・・』
という部分だ。

他国の人を尊重することが日本人も尊重されることになるという強い宣言だ。
異なる価値観が共存する全ての人の権利を守り、権力の独裁を許さない理念が日本国憲法にはある。
アメリカンファーストというトランプ氏の主張は日本国憲法でいえば違法だ。


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# by willfiji | 2017-03-03 14:05 | 読書 | Comments(0)

マッカーサーの二千日

マッカーサーの二千日」(著・袖井林二郎)
ダグラス・マッカーサーが日本に駐留した時は既に65歳。

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天皇の上に君臨する戦後の日本の道筋を作る2千日の将軍だった。

軍の司令官であった彼は米国の戦争の大儀である日本に民主主義を植え付けると同時に中ソによる共産主義的国家の進展を抑えるための防波堤として日本を築く。


著者は言う「日本が太平洋戦争で中国・アジアで
2千万の人々を殺し、その結果として敗戦と占領があったことを、『俺は生まれていなかったから知らない』ようでは中国・アジアの人々と付き合っていくことは不可能である。本書を読んで欲しいのはそのためである。」と。


本書の重要な部分は平和憲法制定にある。改憲論者がGHQに押しつけられた憲法として日本人による自主憲法が必要という言い方をするが憲法の精神は普遍であって創案したのがどこの人だったかは問題にはならない。

特に平和憲法は日本の国民が軍国主義を経験して二度とあの時代にもどってはならないという意志を受けて出来上がったものだ。


米国と開明的な日本人が太平洋戦争を反省し
2度と戦争を起こさないために新憲法を作りこれをマッカーサーと時の幣原首相が共に認めたという憲法だということをしっかり認識しなければならない。


マッカーサーは天皇を利用して平和国家を作り上げることにした。だから日本国民は納得したのだ。

平和国家日本を作ることが日本の国民が納得する理想の国家だったのだ。


ボクはこの時の理想を見失ってはならないと思う。幣原首相とマッカーサーはこれが実現したらこれこそ人類が築いた最高の法典になると歓喜した。


鉄は熱いうちに打て、戦争はしてはならないという機運のもと第
2次世界大戦直後に国際連合も人類の理想のもとで出来上がった。


しかしマッカーサーの就任の
2000日の間に中ソという新たな敵が生まれ、日本はマッカーサーのもう一方の顔である軍司令官という民主主義の矛盾を武力で解決するタカ的本質に引きずられて行く。


朝鮮半島への米軍進攻の司令官となったマッカーサーは手薄になった日本を守るために
警察予備隊を創設する、憲法9条に対してこの時出来たのが個別自衛権という考え方だ。
この考え方には賛否があるがそれが集団的自衛権となると違憲であることは明らかだ。


歴史の教訓を学ぼうとしない者に対して歴史はそれを繰り返すことによって復讐する。


マッカーサーは朝鮮戦争の更なる拡大を主張してトルーマン大統領に更迭された


日本はその後も平和憲法が支えとなって世界に類をみない経済成長を果たした。
平和憲法と同じように農地解放や財閥解体などの自由主義経済発展の基盤がマッカーサーによって作られたことも重要な視点だ。

軍備拡張を抑えた民主政治が続行された結果日本は豊な国になったのだ。

今最も危険なのは再び軍事強化の道を歩む世相があることだ。経済が世の中を豊かにするが矛盾も出てくるそれを武力で解決してはならない。

米国が世界の警察から手を引く時、自主独立はそれに肩代わりする軍事力を持つことではない。


日本の道は過去の歴史から学び戦後直後の理想を追求することだ。安倍政権は集団的自衛権に見られるように日米軍事同盟の強化に走り中国や北朝鮮に対して対立する構造を作り上げているように思える

マッカーサーのひとつの顔は日本を真の平和国家にすることであった。
2度と戦争ができない国にすることであった。それでいいのではないか。


マッカーサーが朝鮮戦争の拡大を目論んだ時、米国の正義は不拡大の道を選び民主主義の盟主を保った。

しかしその後のベトナム戦争やアフガニスタン・イラク戦争という決して正義ではない戦争をしかけ今の不安定な世界を作ってしまった。


対米従属をやめ国際社会にそして中国や北朝鮮に対しても日本が平和憲法による日本の立場を明確にすることが日本の自主独立という姿ではないだろうか。


一国民の生計が他国の慈悲に頼っている限り政治的自由はあり得ないとマッカーサーの
2千日を著者は結ぶ。


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# by willfiji | 2017-02-25 18:25 | 読書 | Comments(0)

殺人犯はそこにいる

殺人犯はそこにいる」(著・清水 潔)
 隠蔽された北関東連続幼女殺人事件。


警察は菅谷利和さんという男性を「誘拐殺人犯」として逮捕し、
17年の間刑務所に閉じ込めた。もっとおそろしいことに時効によって真犯人は不逮捕のライセンスを得る。

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冤罪はあってはならないが真実が明かされることなく刑に服した人は数えきれないほどあるだろう。

それ以上に許されないのはこの本のような検察のメンツをつぶさないための冤罪が存在するということだ。

検察で扱った足利事件は北関東連続幼女殺人事件とするのが真実だと著者は訴える。
足利事件の犯人とされた菅谷さんは足利事件で無期懲役の判決を受けて、その前後に連続して起こった幼女殺人事件では証拠不十分で起訴されなかった。


菅谷さんは足利事件の犯人とされ、世間ではその他の事件にも関与したのではないかとグレーのまま服役した。
著者の清水氏は日本テレビの記者。

この事件を追う中で、警察や検察や裁判所までが自ら決めてしまった決定を改めることなく隠蔽の上乗りを続け組織防衛に走る権力の横暴に直面する。警察でもない清水氏は記者として取材でつかんだ事実を報じるしかないという信念のもとで徹底的に現地調査しついに真犯人を突き詰める。

しかしその真犯人は逮捕されることもなく今も一般人の中で暮す。

この本は実名こそ出さないが、殺された幼女たちの声に代わって事実を訴える震撼の書と言っても過言ではない。


何故冤罪が起こるのか?犯人を捕まえると賞が与えられる
という一面がある。未決事件は恥とされその警察や検察の意地をかけた戦いになる。


卑近な例だが隠れていた白バイにボクも交通違反キップを切られた経験を持つ。バイクの警官は違反した場所はボクのように他県からきた人には解りにくいのだとうそぶいた。
ボクは冤罪ではなかったが反省するより運の悪さを悔やんだ


この事件は権威ある科捜研のDNA検査が誤りの根本だと指摘する。DNA検査が菅原さんの有罪を決定づけた。科学は嘘をつかないと動かぬ証拠となった。


無罪を主張する菅原さんは何度もDNAの再検査を要求するが認められない。証拠が年月によって劣化したその後の再検査でやっとDNA不一致が認められたが検察は最後まで当時の検査に間違いはなかったと主張する。

法廷に出される証拠はあくまで容疑者を有罪にする証拠だけだ。


ボクは清水氏にジャーナリストとしての誇りを見た。

清水氏及びそれを取り巻く局の人たちは権力に屈しない気概を持っている。


それが日本テレビということに驚いた。政治記者と事件記者との違いがあるのだろうか?日本テレビの今の報道はフジテレビと同様に政権にすり寄りすぎる傾向がある。

保守的な新聞社がバックにあるからだが最近はここまでやるかと思うくらい政権を持ちあげる


昔見ていたフジテレビの
2020は保守的ではあったが批判すべきことはしっかりしていた。日本テレ系列の読売テレビの辛坊氏の番組も良心的な番組だったがその変貌ぶりには首をかしげるばかりである。


事件の真犯人はもう捕まることがない。捕まれば科捜研によって死刑台に送られた人たちの証拠そのものが疑われるからだ。

この本は権力の誤りを臆する事なく広く知らしめる使命を持って出版され多くのジャーナリストが称賛している。
政治部報道記者に噛みしめてもらいたい重さがある。


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# by willfiji | 2017-02-17 18:19 | 読書 | Comments(0)

知る沖縄

知る沖縄」(著・木村司)
沖縄の基地問題があまりマスコミでは取り上げられない。

そこに沖縄の特別な事情がある。

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ヘリポート建設や辺野古への移設は沖縄の人たちの声を無視して進められている、反対しているのは左翼や中国からの資金を得たひとたちだとの声があるが、自民公明の与党議員が一人も選ばれていない現状を見れば沖縄の人たちが

基地建設に反対なのは明らかだ

著者は沖縄の選挙で示された民意を安倍政権ほど軽んじる政権もかつてなかったと厳しく批判する。


沖縄はボクにとって特別の意味を持つ。この本は一足飛びにボクの学生時代の出来事を伝える。

1971
1117日佐藤首相のもとで衆院特別委員会は抜き打ち的に返還協定を強行採決した。

当時大学生だったボクは泥沼化するベトナム戦争を批判する米日学生の大きな流れの中にあって国家権力が再び武力で覇を争う世界になることを阻止することが学生としての使命だと考えていた。


ポツダム宣言から遅れること
27年経って沖縄が日本に帰ってくることは喜ぶべきことだが、

そこに、無条件に米国が沖縄の基地を使えることにした現代に続く主権放棄ともいえる対米従属姿勢を見逃すわけにはいかなかった。


この著書にもあるが、その時沖縄の人たちの願いは「沖縄は基地のない平和の島」としての返還だった。知事が持参したその建議書が空港に到着する直前に強行採決が行われたのだ。


当時ボクがどのようにこの出来事を感じたのか?怒り心頭だったことは若気の至りだけではなかっただろう。翌々日の
1119日本最大の学生デモの中にボクの居場所があった。


穏健ではあったが東大駒場から先頭をきって走る一団の中にいて機動隊と衝突し、その夜世田谷署に収監された。若さだと思うことはその後何度もあったがボクの人生を変えた出来事でもあったのだ。

思想によって罰せられることはなく、凶器準備集合罪で留置場や拘置所といった誰でもが経験できる場所ではない所で
2か月を過ごした後、ボクは学校に戻った


それから40年経った
2010年民主党政権になって佐藤首相の密約文章の存在を認めることになった。
それは沖縄が返還されてもアメリカは自由に基地を使うことができ尚その整備やインフラにかかった費用は全部日本が持つとしたものだ。

屈辱的な地位協定はそのまま残って
今に至るのだ。ボクは武力闘争は誤ったことだと思うがデモに加わったことは今でも間違えていなかったと思う。


その後日本は戦争に巻き込まれることなく平和憲法のもとにあったがここの所怪しい雲行きになっている。

平和ボケとか自虐思想と言った言葉で平和を揶揄する社会現象が表面化してきたのだ。平和がうさんくさいものとして語られてしまう。

平和は戦争に勝る強い信念がなければ維持できないということが忘れられているように思える現状がある。


この本は沖縄の返還後の様相も伝え、変わらぬ差別意識のもとで沖縄が扱われている現状を描き出している。

沖縄が復帰する前、沖縄は基地依存の島だった日本が1$
360円だった時、沖縄は120円、製造業を育たなくした。


返還後基地依存は大幅に減ったから沖縄の民意が基地移設反対に動いたが基地の土地を貸し出した地主たちは高齢になってそれしか収入がない人たちもいる、市町村の中には基地使用料が入らなければ成り立たない部署がある。政府は移設賛成を条件にその人たちをゆさぶる

沖縄はアメリカ軍が戦場にした日本で唯一の場所だ、そこで
20万人の人が犠牲になった。ここでも東条英機首相の「生きて虜囚の辱めを受けず」という皇民化教育が徹底され天皇のために命をささげると銃弾の中に立つ人や自決する人たちが多数いたのだ。


終戦直前にアメリカは沖縄について徹底調査をした。日本人は沖縄人を差別しここが米軍の拠点となっても国外問題としてか認識しないというものだった。それが佐藤首相の密約に繋がり、安倍政権の態度になっている

日本が最も辱めをうけているのは地位協定に他ならない。米軍及びその関係者がいかなる犯罪行為をしても日本に裁く権利はなく日本国内の基地は米国が自由に使えるというものだ。
憲法改正(悪)の前に地位協定の破棄を実現するのが真の独立国家ではないのだろうか。


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# by willfiji | 2017-02-10 11:11 | 動物 | Comments(0)

岩波講座・現代

岩波講座・現代
(編集委員・大澤真幸他)現代の現代性―何が終わり何が始まったか。


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時代を担う学者たちが明らかに違ってきた現代を転換の時として論説する。


民主主義を超える民主主義に対して、半世紀前に出版された旧作はその時代を深く考察したものだったが、本書も現代を明確に捉えこれから行くべき道を示唆している良書である。


流行りのSNSは多くの人に様々な情報を与え瞬時に世界のことを知らせるが、それが現代の病を作っている側面がある。SNSは簡単に知識が手に入り、その人の価値観で情報を得ることができる。人々は活字から離れゲーム感覚で思想遊びをするようになってしまった。

そんな中、人を中傷する発言やヘイトが蔓延する。特にネト右と呼ばれる人たちは自分のうっ憤をはらすように、偏向的だ。なぜこんな世界になってしまったのか?


今の社会現象はおかしなことになっているとこの本は知を磨くことが必要だと訴える。


アリストテレスは人間を政治的動物と定義した。生きるために人間は生まれてきたが「善く生きるために」生まれてきたのが他の動物とは違うとしたのだ。

そして資本主義の原点となったアダムスミスは「市民社会は自分の利益だけを意図している集団だが競争にまかせれば見えざる手が悪を駆逐し善行が利益を生むことになるとした。


善とは正義であってその概念は「自分と他者をとの相互性、反転可能性である」ことは言うまでもない。正義とは相手から見ても同じ正しい生き方だ。

最近おかしくなったのはこの善=正義の考え方をしなくなったからだ。


トランプ氏のアメリカファースト、には反転可能性はない。アメリカさえよければという立場に善はない。

人気の高い小池都知事も都民ファーストを口にする、今までの悪弊と戦うことは大いに評価すべきだが、都民ファーストという言葉が使われたのは韓国人学校の用地を巡って保育園を作れとの主張から出たものだが、フランス人学校は認めて韓国人は認めない姿勢があることにボクは違和感を覚える。
ついでに輝けなにがしの議員のその時の言動は差別主義者的であって改革の志からは程遠いと感じたものだ。

更に小池氏が都民ファーストと言いながらカジノ誘致に賛成な点を見るに、都民ファーストという都民とは

その出処に利己的なものを見ざるを得ないのだ。


哲学なんてくそくらえ」シェークスピアがロミオに言わせた言葉だ、哲学ではジュリエットを創れないとロメオが嘆いた。これが「有効性」ということだ。


トランプは最たるものだが、安倍政権も小池都知事もこの有効性を旗印に支持を得ている。著者たちは有効性が世界を支配しているが有効性の上にあるものが新しい世界を作り出すとしている。


安倍首相がトランプ大統領と信頼度を増した関係を創ろうと懸命だが有効性が価値観の者同士だから、信頼関係の重みを感じない、相互理解はいつでも裏切られる性格をもつものになると想像できる。


アメリカ戦略指導部は表明する、「もしもアメリカ合衆国の重要な利益が攻撃されたら合理性を失って復讐に出るというのが国民的気質である」と、あの言論の自由を保証し民衆主義を先導したアメリカの姿はもうない。


トランプ氏は日本に軍事力強化を求め、日本も自立というシナリオで軍事力増強の道を歩む、このままでは中国に尖閣を取られ沖縄だって危ない、北朝鮮脅威にどう対抗するのか?と現政権は国民を揺さぶる。自衛隊が軍隊になることに国民が賛同するような流れがある。


戦争直後の反省が薄れていく中で抑止論が軍備拡大を促している。

 
今からの戦争は抑止論では収まらない戦争であることを誰でもわかっているが解がないからそこに留まってしまう

中国と北朝鮮を脅威と感じるならなぜもっと会話の道を築こうとしないのか?

安倍首相はトランプ大統領との会談にあれほどの意欲を持つなら何故隣国と話し合うことに同じくらいの熱意を示さないのか、北朝鮮は難しいことがあるだろうが中国なら話し合いの余地は沢山あると思う。内弁慶だと思う

対米従属は自主憲法をめざす安倍政権にとって矛盾ではないのだろうか?日本としてのプライドはどこにあるのだろうか? 

ベトナム戦争以後アメリカは何度も誤った戦争をしている。日本の立ち位置をしっかり持ち全ての国と友好な関係を築くことが政治家の使命だ。


このままではいけないと筆者たちは指摘する。その声はなかなか日本国民に届かないのではないかと懸念がよぎる今日この頃である。


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# by willfiji | 2017-02-07 11:44 | 読書 | Comments(0)