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パピヨンパパの思うこと
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<   2016年 06月 ( 6 )   > この月の画像一覧


日本人起源論

日本人起源論」(著・篠田謙一)DNAが語る。

地球誕生からの生命のことや人類誕生から現生人類までの本を読んできて、興味は日本人の起源に及んだ。
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ボクが知っていたのは、日本原人が進化して縄文人となり、狩猟民族として日本列島全体に拡大し、その後朝鮮半島や中国から農耕文化をもつ渡海人が縄文人と交わって弥生人になった。それが今の日本人だと思っていた。アイヌや沖縄のヒトたちは弥生文化前に南下や北上した縄文人が元になっているということも頭の中にあった。
この本はそんな事は誤りだと指摘する。

2000年11月に10万年をさかのぼる日本の旧石器遺産はすべて捏造とこれまでの説の多くの根拠が覆ったことと。DNA解析が著しく進んだ事で事実が究明されだしたのだ。

この本は2014年までの最新の研究を元に書かれている。

日本人の祖先は50万年前にアフリカを出たヒトでいいと著者は言う。
その祖先からどのように枝別れしたのか?現代日本人にたどりつく旅をこの本は楽しませてくれる。

アフリカからアジアに向かったヒトとヨーロッパに向かったヒトがわかれる。
乳頭耐性遺伝子というのがある。ヨーロッパ人にあってアフリカやアジア人にはない。
酪農が遺伝子を変えたというものだ。乳児は母乳に耐性があるがやがて消える。この遺伝子を持ったヒトは成人になっても消えないのだ。文化がヒトの遺伝子に変異をもたらすとうものだ。

ミトコンドリアは母系の遺伝子を継ぎ、染色体のY遺伝子は父親の遺伝子を継ぐ。遺伝子の配列がパターン化される。そこでわかったのは。

日本へはいくつかのルートがあったということ。東南アジアから中国経由や中央アジアから朝鮮半島経由で九州、シベリアから北海道、といったルートだ。

沖縄と台湾では同じDNAグループは確認されていない。沖縄より先端では台湾と同じDNAが確認されている。といったことも明らかになっている。だから台湾から沖縄を通り日本へきたというルートはないことになる。

縄文人は4万年前に日本に入ったひとたちが進化したのではなくそうしたルートから入ったヒトたちとも混血したヒトたちなのだ。

DNA解析によってわかったことがたくさんある。
アメリカ先住民は同じアジア人のDNAを持つ。アメリカにヨーロッパ人が入ってきて、
その後15世紀から19世紀にかけて1100万人が奴隷として大西洋を渡った。

南米には日本からの移住者もいる。比較的新しい民族移動でもその地域のヒトのDNAは
新しいDNAとなる、いろんなDNAを持つ現代人からもその先祖がどのグループに属していたかは判明できる。
すごいことだと思う。

以前は放射性炭素年代法と形態によって系列を推定していたが、今はゲノムや言語学がそうした研究に加わえてより精度を増して解読され誤った考え方はどんどん駆逐される。

参議院選挙ですごく違和感があるのはわが民族は独自だと特別視して政局を語る政党だ。

日本人として故郷を慈しみ、自分たちの存在に同族としての親和性を持つことは誰の心にも備わっていることだ。だが人類の歴史や日本人の起源を知れば人類に優劣はないことがわかるはずだ。

ヒトの心に優位性を持たせて扇動することは歴史には数々ある。イギリスのEU離脱は大英帝国復権という時代錯誤のアジテーションに英国民が乗ってしまった衆愚といわれる姿だ。
日本国憲法がアメリカに与えられたからと理由で改悪されるなら、日本国民もイギリス人たちを笑うことはできないだろう。

日本人は他の国のヒトたちと同じホモサピエンスであること。
アフリカを出て50万年という雄大なロマンがそこにあったこと。

それを知ることこそ人類の未来をつくるものになるのではないだろうか。

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by willfiji | 2016-06-30 17:32 | 読書 | Comments(0)

ゲノム革命

ゲノム革命」(ユージン E ハリス)ヒト起源の真実。
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動物関係の本を読み進むうちに、人間を動物としてとらえたら、人間を客観的に見ることできる、と思うようになった。

人間の善悪を考える時ボクがいつも心がけていることは、
「ローマは法律で、ギリシャ人は哲学で、エルサレム人は宗教で考える」
との塩野七生さんのローマ人の物語で語った事だ。

この3つの答えが同じなら悩むことはないのだが違いがある時の方が多い。

なぜか?を更に考える時、「自然科学」が答えてくれる。

エルサレム人が考えたら人間は神に似せて神が創ったとなる。

ダーウィンによってヒトはサルから枝分かれしたと事が明らかになった。

その進化論は今また塗り替えられている。
この本は2015年までの研究を元にした最も新しい進化論だ。

これまでの人類誕生から現代人に至る歴史は発見された化石がいつの時代のものだったかを地層や化石元素の還元年代から類推するものだった。

大きく変わったのは2001年にヒトゲノム全体が解明されたからだ。DNAの研究が一段と進んだのはその構造が解明された1954のこと。それからの研究のスピードは2000年代にめざましく、ヒトのゲノム(遺伝子の全体と考えていいのか?)からその進化を知ることができるようになったのだ。

わかったことは、ヒトの祖先はアフリカで850万年から550万年前にチンパンジーから別れ、50万年前にアフリカから出てその後アジアやヨーロッパ、南北アメリカに入ったというものだ、途中更にその昔は同じ種だったネアンデルタール人と交雑もした。

このときどんな感情がお互いにあったのかよくわからないが、ネアンデルタールの高質なゲノム配置がわかったのは2014年の事、ユーラシア人にはネアンデルタール人の遺伝子があってアフリカ人にはないからそう解明されたのだ。

ネアンデルタール人との交雑は65000年前から4万5000年前、その後アジア人はシベリアで発見された旧人類のデニソワ人とも交雑する

現代人のホモサピエンスは旧人類とそれぞれの地で交雑しながら、旧人類のすべてが滅び、幾多の新人類も滅んだ中で生き残ったのだ。

人間が今の文明を持ったのは脳が大きくなったからでそれは脳に送るエネルギーを効率的に使える2足行の体を持ったからだ。

ゴリラは草食でチンパンジーは雑食でチンパンジーの方が高いエネルギーを作ることができる、人間も雑食だがチンパンジーより肉を食べる事が多いから更にエネルギー蓄積が高いく脳が活性化されたのだ。

面白い話が続く、ユーラシア人がネアンデルタール人と交雑したことによって、アフリカの地を出てもその土地に順応する体が出来上がった。

人間が体毛を持たない裸のサルなのはシラミにやられないためと汗腺が体中にあって体温上昇を敏速に抑えることができるから。そんな話が網羅される。

人類が哺乳類最大種になったのは奇蹟とも言えるが必然でもある。
人類の進化は遺伝的浮動と正と負の自然選択が進んだ結果だという。

人類が増えれば増えるほど交配の規模が広がり、強い遺伝子が繋がる確率が高くなって病原体を排除していくようになるという。多様性が人類の体を強くするわけだ。

今日現在、まだまだ謎の多い人類だが何百万年の流れは大ざっぱにわかってきている。
環境問題と戦争を人類が克服すれば人口増加も遺伝子がコントロールして調整が働くだろう。

昨日イギリスのEU離脱という問題が起こった、利己的遺伝子が利他的遺伝子を凌いだと考えられる。トランプ氏がアメリカの大統領になる可能性もある。そして日本の改憲もその流れと見る。

何万年という大きな歴史の中で人類は行ったり来たりしながら進化してきた。
今は世界的に振り戻しの時なのかもしれない。

きっとヒトの遺伝子は変異してよりよい世界を築いて行くだろう。
ヒトの利他的遺伝子が正に働いて利己的遺伝子を排除していくと信じている。


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by willfiji | 2016-06-25 18:43 | 読書 | Comments(0)

広島の旅

琵琶湖で行われたエクストリーム関西予選会の後、少し足を延ばして広島まで行ってきた。
 2015.6.17-6.22(5泊6日)

毎年恒例のエクストリーム、2013年2歳の時から決勝進出を果たしたライクル、予選突破すれば
兄犬たちに並ぶ4回目の出場だ!

ちょっと大人になってがむしゃらさがなくなってきた

確実性はついたが、スピードが遅くなった、兄犬たちもそうだったけどまだ5歳、

兄弟の中で一番テンションは高いが一番小さい、3,5K。

そして・・・上位7頭だが繰り上げが1頭いて8位に滑り込んだ。

決勝進出を果たした!やった!


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マリ家、エル家、元ワンパースタッフの里果子ちゃんも桜綾ちゃんを連れて今年も応援にきてくれた。


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泊まりは「マイアミビーチオートキャンプ、マリ家と2泊、もちろん毎日宴会だ!


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19日、マリ家と別れて、広島へ、途中姫路城を見る。

さすがに美しい城だ、白鷺城の別名を持つからその白が新装だからの輝きを見せていた。

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場内にある姫路市動物園を巡る、コンパクトな動物園だ。やはりレッサーパンダはライクルに似ている

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広島では帝釈峡休暇村のコテージに3泊する。冷蔵庫、食器、テレビ、タオルは毎日取り換えててくれるウオシュレットトイレもついていて、5人用だから広い!ワンちゃんOKがうれしい!


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広くて動物たちが生き生きしていると有名な安佐動物園
珍しい、マルミミゾウ(左)がアフリカゾウと一緒に迎えてくれた。


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日本カモシカはパルティーに似ている

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二日目、広島原爆平和資料館へ行く。
吉永小百合さんの語りをききながら、ひとつひとつをじっくり見る。
こみあげてくるものがある。

人間はなんと愚かなんだろう!見学者の多くが目頭をあつくしている。
欧米人も多い。中国人はいない。


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先日オバマ大統領は安倍首相とここに立った。大統領が来たことの意義は認めるが
資料館10分で何を二人は感じたのだろう。


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安倍さんが違憲の安保法案を卑劣なやり方で通したことに怒りを覚える。
彼は資料館をじっくり見ていない!
戦争責任はあなたのお爺さんも負うべきだ!
もちろんアメリカの原爆投下は人類最大の犯罪だ。


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過ちは2度とおこしませんから」は真実の声。日本国民すべてが世界の人に訴える言葉だ。


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子供たちが戦争に巻き込まれないことは大人の責任だ。

心配された雨もうまく切り抜けて、いい旅ができた。


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by willfiji | 2016-06-23 18:48 | 旅行 | Comments(0)

人間はどこまでチンパンジーか?

人間はどこまでチンパンジーか?」(著・J ダイヤモンド)人間進化と栄光の翳り。

著者は異色のマルチサイエンティスト、この本は生物学や動物行動学といった近似の学問ばかりでなく、美術史、病理学、言語学、社会学など実に多彩な学問分野から人間について語る。
500ページに及ぶ長編は様々な知識を網羅して一本の道を作っている。
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人類の今までを明らかにしてその行先への方向までも示したものだ。

人間とチンパンジーの遺伝子は98%変わらない。霊長類の中でオラウータンとチンパンジーとの差より人との差は小さいという。チンパンジーとオラウータンの違いはいくつかあるが、暴力性が高いのがチンパンジーだ。人間はオラウータンより暴力的な性格を持っている

類人猿の中で一番長寿なのは人だ。妊娠期間が長く一番大きな赤ちゃんを生むから高齢出産の負担が大きくなる。閉経があるのは人だけなのは寿命が長いことによって起こる出産時のリスクを抑えるためだ。

人間の寿命が長いのは知識を伝達継承するためで経験年齢の高い長老が教えることになる。
興味ある話が続く、

浮気をなぜするのか?浮気を肯定する論理ではなく善悪を超えたいくつかの論拠をあげ、どれもが正解ではないと結論が出ない問題も書かれている。それが人なのだ。

部族の女性が望まない婚姻を迫られた時、心を揺るがす優秀な男が現れたらその子を残す本能がそこにあるとか、成長するのに長期を要する人の場合、母親がいなくなったら子は育たないから男はいつも代われる女を用意しているとの例をあげる。

そんなソフトな問題から、現在の白人優位な世界は知能が優勢だったからではないこと明言する。金髪は北欧ばかりではなくポリネシアにも存在する。

ボクがバヌアツに行ったとき褐色の肌をした金髪の人たちが沢山いた。混血だと思っていたが違った。

黒人、黄色人種、白人と肌の色の違いは必ずしも地域や気候のせいばかりではない。

イースター島の謎について、ボクの知らなかったことを教えてくれた。かつてそこは森が広がる豊な大地だった。人はその土地で栄え人口が爆発的に増えた、森林が伐採され、土壌が浸食し大地には木一本無くなった。

人は少なくなった食料や土地をめぐり殺し合いをはじめ最低限の地に残ったのはわずかな人だけとかつて栄えた時に祭った巨石で作られた神の崩れた姿だった。

そんなことはここだけではない。かつて南北アメリカにいた多くの大型哺乳類は12000万年前にユーラシア大陸からやってきたインディアンの祖先であるクロビス人によって絶滅してしまった

それより注目はタスマニア人の絶滅だ、オーストラリアにやってきたヨーロッパ人はタスマニア島にもやってきた。5万年前から住んでいる5000人のタスマニア人を殺戮(さつりく)してしまった。

ジェノサイド(集団殺戮・)を著者は人間の本質にある残虐性だと歴史上の多くの史実から実証する。ナチも南京も広島もベトナムやISもジェノサイトだ。アフリカでは20万人のフツ族がツチ族によって殺された。

ジェノサイドの多くはその後罪の苦悩を低減させるために子孫は歴史を書き換えると日本の戦争解釈にも通じる人類の共通の対応も明記する。

最後に著者は人類の今の課題として原爆と環境破壊が人類の進化の果てであってはならないと強調する。原爆のボタンを押す人類がいないことを望み、環境悪化をセーブする世界的取り組み始まったことを未来への光だと示している。

チンパンジーは隣の群を襲い殺戮することがある。人間も隣とはいつも喧嘩をしていた。
人はいつまでチンパンジーなのだろうか?

日本の首相はチンパンジーに普通の人より少し近い人だという悲しい現実がある。

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by willfiji | 2016-06-15 18:22 | 読書 | Comments(0)

宇宙からいかにヒトは生まれたか

宇宙からいかにヒトは生まれたか」(著・更科 功)偶然と必然の138億年史。
無限という概念に出会ったのはいつだっただろうか?

小学校高学年の頃、星の会に入って、プラネタリウムに通った、宇宙の果ての果てを考えて答えが出ないもののある事=無限を知ったのだと思う。

「有限だが果てしない」そんな答えに納得したのだっただろうか?

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宇宙が生まれたのは138億年前。
この本はそこから始まって、46億年前太陽系が生まれ、地球ができ、38億年前に生命が誕生、そして現代までを地球科学と生物学の広範な知識で長い歴史を語っていく。

更にこの本は現代から50億年後、地球は姿を消すところまで言及していた。

雄大な思考がそこにある。
宇宙誕生から今を観ることで自分の姿が明らかになる。

50億年前、
火の玉の地球が重力によって重いものが重心に集まり、やがて元素ができて様々な化学反応が起こり、紫外線を遮る酸素が発生しマグマに近い所で生物が生まれた。

本は138億年をコンパクトに描くのだが、驚きの連続だ。
原核生物は初期の生物で核が誕生して真核生物になってヒトへ続く。著者は原核生物と真核生物に優劣はないとする。雄大な宇宙年からすれば小さなことに過ぎないからだ。

月は一年に3.8CM地球から遠ざかっているらしい。現代の地球温暖化をもたらす二酸化炭素が増加しているが何百万年というモノサシで見ると、二酸化炭素は少なくなっているという。

太陽はやがて膨張して地球を飲み込んで行くと予測する。ノストラダムスの予言よりもっともっと長い50億年後だ

地球は?生物はどうして誕生したのかといった、地球科学の世界から現実を見ればもっと世界が変わって見える

人類は自らの手で自らを滅ぼす核兵器まで持ってしまった。何十億年という地球の歴史から見ると、それを使っても使わなくても地球は地球の寿命を全うする。

領土問題など宇宙から見たら子供の陣取り合戦より些末な事だ。人類の知恵は雄大な宇宙の謎を解く程に進化している。

ボクの興味もどんどんそこに向かっている。

「世界に真の勇気はただ一つしかない。世界をあるがままに見る事である。そしてそれを愛することである」。本は、ロマン ロランの言葉で結ぶ。

知れば知るほどわからない世界ではあるがもう少し追っかけて見ようと思う。

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by willfiji | 2016-06-10 14:33 | 読書 | Comments(0)

ヤバい経済学

ヤバい経済学」(著・スティーヴン D レヴィット)題名から想像されるように、いままでの経済学とはちょっと違った本。
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かつてニューヨークは犯罪の街だった、地下鉄は落書きで汚され、ハーレムと言われる地区へは足を踏み入れないように言われた。ボクが研修で行った頃だった。

その後、この都市にジュリーアーノ市長が誕生し、犯罪が格段に減った、彼は落書きのような小さな犯罪も見逃さず、警察官の数も増やした。彼の政策は多くの人が絶賛した。

このヤバい経済学は様々な統計を詳細に使って、警察官の増大は効果があったが、それ以上のものがあったと示した。ジュリーアーノでなくとも犯罪は減っていたのだ。

それは、中絶が全米渡って認められたからだと結論づけた。
犯罪は全米で減っていたのだ。中絶が認められないと生活力のない者に子ができる、その子が犯罪者になる確率が非常に高いという根拠を示す。

これが、ヤバいの理由だ。中絶反対者のみならずこの結論に反対者が多いのは目に見えている。彼は統計で真実を明かしそれが経済学だとしている。善悪はそこにない真実を知ることも大切だ。

この本のあと書きに彼が語る事例の中で日本の反応がもっとあると思ったが無視されてしまったというのが大相撲のことだ

7勝7敗で迎えた力士の勝率は8割、次の月に同じ対戦相手に勝つ確率は4割。力士281人の取り組み32000番の勝敗だ。

これを持って八百長といえるかは全ての勝敗は5割だから、何らかの意思が働いている事は明らかだ。これを大きく報じないのが日本のマスコミだという。

他にも、優秀な学生とそうでない人との違いは親の生活内容が知的であるかないかによるとか?白人と黒人の名前が違っているのはなぜか?とか、統一テスト優秀校はインチキ先生が多いとか、興味ある問題に答える。

ふと戦争の事を思う。好戦的な人がいるから好戦的な態度の結果衝突が生まれる、戦争を平和的に解決しようとする人に好戦的な人は好戦的態度を取る。


好戦的な人がいる限り戦争はなくならない。だからこの世界から戦争はなくならない。
オバマ大統領の広島での挨拶は平和という理想を追求しなければならないが、自分の生きている時代に核廃絶することは難しいというものだった。好戦的な安倍首相の前だったのが象徴的だ。

著者が戦争を調査すれば戦争は無くならないという結論になるだろう。好戦的な人はその事で軍備は必要だとするからだ。一方著者は戦争が何世紀にも渡って減り続けている事を
示すだろう。
理想であっても武力で争わない世界をつくることに人類は向かっている。

これが統計から見たボクの読後感だ。

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by willfiji | 2016-06-03 12:09 | 読書 | Comments(0)