空のように、海のように♪


パピヨンパパの思うこと
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姑娘

「 姑娘(クーニャン)」(著・水木しげる)ゲゲゲの鬼太郎の著者が中国に行っていた伍長に聞いた話。

この頃ボクは日本軍が中国で何をしたのかを知るために何冊かの本を読んでいる。この本もその流れを汲んでいる。

安倍政権になって、高学歴の人でも歴史に無知な人の発言がめだつ。そんな人に引きずられる人達が誤った方向に向いてしまうことが心配だ。

違憲の色合いの濃い法律を通すために法の番人である法制局長官を変え、比較的中立だったNHK会長職に政権支持者を登用、ジャーナリズムの自由度を束縛する秘密法案を作り、政権批判するマスコミに圧力をかける。ユネスコ給付金や名護地区への補助金支給の問題は明らかに権力を握ったものの奢りの行動だ。独裁者はしばしば歴史を塗り替える。

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姑娘(クーニャン)は若い女性のこと。
香港の大学を出て村に戻っていた村長の娘は隠れていた納戸で日本軍の兵士に見つかった。
戦争の合間、日本兵は村落に来ると食料の略奪や若い女性を見つけては乱暴した。戦争の狂気だ。もちろん日本兵全てがそうであったわけではない。稀であったのかも知れないがあったことは確かだ。

日本軍の狼藉を知っていた村の若い女性は逃亡したがこの娘は隠れていて見つかってしまった。上官への土産として連行する途中、兵隊は姑娘を自分のものにした。処女を奪われた姑娘は一度契った仲だから夫婦になってどこまでもついて行きたいという、中国では一度日本軍と関係した女性は人間として扱われない。この姑娘は死んでしまう。

そういうことがあったのが日本の起こした戦争だ。南京大虐殺や従軍慰安婦の問題がニュースを賑わしている。中国、韓国の主張は誇大過ぎるが無かった事にはならない。安倍政権の意志を忖度(そんたく)して、誇大である方に話題を持っていく報道が見られるが、数は主題ではない。


何度も何度も謝り続けるのは確かに納得いかないものがあるが安倍政権の言動がそうさせている面がある。首脳会議で溝を埋めて欲しいと思う。

著者はこの本を50年以上前に書いた。その本が今また読まれている。歴史を知りたいと思う人が沢山いる、これも政権がそうさせている。

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by willfiji | 2015-10-30 17:58 | 読書 | Comments(0)

資本主義の終焉と歴史の危機

資本主義の終焉と歴史の危機」(著・水野和夫)資本主義の死期が来ているのではないか?
多くの人が「何か違う」と感じている、その何かを解き明かす本。

著者の指摘はアベノミクスの危うさを突く説得力がある。
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金融緩和でお金をつぎ込んで、レバレッジによって需要を生み出すという魔法の杖の危ない話はいつか誰かがババを掴む要素を持っている。
ババを掴まないようにとの不安は絶えず付きまとい将来への投資は躊躇する、そんな姿が日本にある。

ボクが「今までとは違う」と思ったのは、高度成長が終わって必要なものがある程度人々に行き渡った1990年位の時だった。安さから「価値」へと言われだした頃だ。

ITという新しい流れが世の中を変えていった。ビジネスの社会でも「価値」を創造する企業が優位に立った。なんか変だな?ボクも「価値創造」に邁進したがその「価値」は蒸気機関が世の中を変える程のものではなかった。金融がグローバル社会を席巻した。

リタイヤした時、東日本大震災があって原発事故が起きた。そして政権が自民に戻った。
期待された民主はあまりにも脆かった、権力闘争で自壊してしまった。

敵失で戻った安倍政権の品格なき政治によって低迷していた株価が上昇し円安によって製造業の業績が改善した。円安は観光客を呼び込みインバウンドによって都市部の大手資本の売上が改善された。一方この本の指摘通りに格差は拡大し非正規社員が増える法律ができた。一部の企業と一部の人が富を独占していく方向に進んでいる。何かおかしいという不安の種を多くの人が持つ社会になっている。

著者の現状認識は欧米と日本が成長したのは国内需要が拡大期にあって資源を安く手に入れたことによるもので、資本主義が成り立っていたが、先進国の中では中産階級が消滅して格差社会となり、新興国の国内需要が先進国の需要現を補うまでには至らず限りある資源が高騰し、資本主義が死期を迎えているというものだ。

米国による新自由主義はリーマンショックを生み出し、大企業は国民の税金で救われるがサブプライム問題でみられるように中低所得者は捨てられていくという格差社会が作り上げられていく。
納得のいく説明だ。

日本の債権は膨れあがりいつ破綻してもおかしくない状況で国内資産がそれを上回っているから信用が保たれていることは誰でも知っていることだが、高齢化社会が進んでいけば資産の目張り明白で、政府見解はあまりにも楽観的ということも明らかだ。

それならどうすればいいのかについては著者も思索中だ。
現政権の経済成長至上主義や武力を背景に自国の主張を有利にする施策は歴史を後戻りさせるもので将来の国民負担を増すものだ。

著者は、日本人が9000万人位で定常化することを前提に成長しないでも豊かさがある社会を作っていくことが大切であり、そのためには今のEUより大きな国際国家を作りその中で貧困者や難民者の配分を考えていくことが必要だと説く。大きな考えだと思う。


定常化とは成長が止まった状態を言うが、思考を止める事ではない、マグロが泳ぎを止めないように人類はあるべき姿を求め続ける必要がある。それが後退しないでしっかり定常することになるのではないだろうか。

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by willfiji | 2015-10-27 09:51 | 読書 | Comments(0)

琉球処分

琉球処分上・下」(著・大城立裕)明治維新後廃藩置県によって琉球王国が日本になる時の物語。
最近よく「琉球処分」という言葉がニュースの中で語られる。基地移転をめぐって政府と沖縄県が対立し、翁知事が国連で訴えたその立場が維新の時の琉球処分にあたるからだ。
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1972年沖縄が日本に復帰した。
ボクに取っても沖縄は忘れられない想いがある、
学生時代は大学立法で揺れた時だがそれを火種として闘争は沖縄闘争に移行した。
1971年11月19日東大駒場から首相官邸に向けたデモの中にボクもいた。

沖縄の問題は本質的には維新の時もボクの学生時代もそして今も変わらない。
琉球の歴史はその後ボクの中で薄れていったがこの本によって蘇った。

琉球は独自の文化を持ち小国として長く王朝を保っていた。
薩摩藩の圧政に耐えたのは中国よりも日本民族に近いとの認識があったが心情的には年貢を取り立てる薩摩ではなく朝貢すれば数多くの土産物をくれる清朝中国に近しいものがあった。

国家は言葉で分ける場合があるが琉球語は中国語でも日本語でもなかった。明治政府はいち早く琉球を日本のものにするために動いた。琉球王朝が廃奉するまでには5年の歳月がかかった。薩摩の圧政より明治政府は寛容であったがそれは信頼に足るものではなかった。清に応援を頼み清軍によって琉球王国存続を願う琉球の人達も数多く清への嘆願をする有力者が多くいた。

しかしその時大国中国は既になくヨーロッパ各国と新興国日本が利権を奪いあう場となっていた。沖縄は日本の最前線の地となった。日本政府は最初琉球を国内とみなさなかったので外務省が管轄した。
琉球政府の行政を移管する時に政府代表が言い放った言葉が琉球の立場を示している。「君たちがおとなしく従わなければ全て日本人が業務を行う。君たちはアメリカの土人とアイヌと同じようになる」。これが当時から太平洋戦争までの日本政府の考え方だった。

沖縄には独自の文化があって日本の中でそれを認めていくべきではないかと思う。沖縄が基地経済から自立していった今、現地の反対を無視して基

地移転を実行したらそれこそ沖縄の人々を愚弄することになる。
原子力発電所建設にも通じることだが、自分の家のそばにあったらどう考えるかという自然な気持ちを多くの日本国民は持っていると思う。それを理想主義とあざ笑う人がいるが人間の本性を理性で制御するのが歴史を知って世の中をよりよくしていく人間の使命だと思わなければならない。

鳩山元首相が「少なくとも県外」と言ったことは正しいが貫き通せなかった稚拙な政権運営が今の混乱を招いている。混ぜ返したからもう一度考え直そうという気運が生まれたのだから誤算は良かったのかもしれない。
混沌の中から新秩序が生まれる。
ジュゴンの住む海を汚さないというスローガンは人類愛にもつながるのだと「琉球処分」の歴史から学ぶべきではないだろうか。

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by willfiji | 2015-10-21 10:25 | 読書 | Comments(0)

永遠の平和のために

永遠平和のために」(著・イマヌエル カント)永遠の平和は空虚な理念ではなく、われわれに果たせられた使命であると哲学者カントは結ぶ。

200年以上前に偉大な哲学者カントは安保法案成立で揺れた日本をも見据えていたようだ。

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カントの哲学は国際連合を生み出す元となり我が国憲法「9条」の基本理念となった。

「法律」・「哲学」・「神」。人は色んな考えを持つその時にこの3つの思考が人間をつくるというのが「ローマ人の物語」で塩野七生氏がテーマにしたものだが、人間にとって哲学が自分を作る上で基本だ。

永遠平和のために、「戦争に備えて武装している国」は大いなる平和の可能性に向けの哲学者の言葉に耳を傾けなければならないとカントはいう。
「民主制は権力者がやりたいことをやりたい法律を作ってやる」から危険であると200年前から見事に指摘していた。安倍政権が派兵のために安保法案を通したそのままのことだ。

他にも「隣国に敵意を抱くのは普通で常備軍を持ちたがりお互いにエスカレートしてとめどない負債が生じる」とまるで今を知っているように補説する。

ではどうしたらいいのか。

「市民は誰も戦争を好まない、割に会わないかけごとだからだ。
それが自然の力で、このような自然の力とモラルへと向かう人間的な理性の力が理念であって、その理念が人と人との平和的関係を築く」と明言する。
モラルと政治が角突きあうことはない。


安保法案は国論を2分した。その中でボクが おかしいと思った考え方がある。
「憲法議論をすれば明らかに違憲だからそれを回避して現実に対応することが重要だ」という論法だ。「中国の脅威には抑止力として日米軍が協力することが現実的だ」という話だ。
200年前それこそがカントは「平和を阻む現実主義だ」と諌めている。

同じような論法に「憲法9条は既に破綻したとする根拠に自衛権の存在がある」とするものだ。
震災時あれほど活躍しさらにPKOでも国際的に評価されている自衛隊を(違憲!)大半の国民は認めているというものだ。

こういった論法は「モラルというカントの哲学では今の社会は対応できない」とする、
「平和ボケ」と言った平和をないがしろにする言葉を使う人もいる。

カントが永遠平和のために提唱したことを我々は使命としてやり遂げなければならないと思う。

中国の脅威や韓国の竹島における実効支配や北方領土等、永遠平和への障害は幾多ある。その時我々は「モラルを使命として貫く生き方」を選択してもいいのではないだろうか?

平和憲法は人類の偉大な哲学だと思うからだ。

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by willfiji | 2015-10-17 15:51 | 読書 | Comments(0)

もしもあの動物と暮らしたら

もしもあの動物と暮らしたら」(著・小菅正夫)旭山動物園の前園長が書いた。
ゾウやキリンやカバ、ペンギンやイルカやモグラまで、もし飼うことができたら、夢のような話だ、そんな嬉しい一冊だ。
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ボクの大好きなレッサーパンダについては次のように飼い方を紹介する。
運動量が多く、価格は1100万、(動物の値段という本では350万とあったがこの本ではこう書かれていた。)人に慣れやすく、危険度は少ない。輸入に対しては飼育計画が必要
個人が作成しても受け付けられない可能性が高い(残念!)。樹木や草花を植えて緑たっぷりの空間を作ってあげましょう・・・・・。

飼うことはできないけれど、もし飼うとなったらと想像が拡がる。
丁度この本を読んでいた時、その旭山動物園でレッサーパンダが脱走した。
飼育員が網で追いかけ捕まえるニュースが流されてまたまた日本中にレッサーパンダファンをつくったと思うが、それほどこの動物は可愛らしい。

多摩動物公園には現在9頭のレッサーパンダがいる。2年程前に1頭が脱走したことがある。
直ぐに元の場所に戻ってきたらしいのでニュースにならなかったが、
運動能力が優れているから想定外のことも起こるようだ。ボクは見ながら今脱走しないかなといつも期待している。開放的に作られている放飼場はそんな予感もさせて来園者の人気スポットにもなっている。

さてこの本、飼えそうで飼えないという展開の中で動物の環境問題を啓蒙している。
野生動物を飼う際は動物がその動物がその動物らしく幸福感を感じて暮らせるようにしなければならないこと。そして遺伝的多様性を維持するために近親交配を避けて命を繋いでいくようにしなければならないとしっかり書いている。

ペットと野生動物は違う。動物を観ていると神様が創ったと思うことがよくある。
レッサーパンダは言うに及ばず、ゾウ、キリン、ウマ、シカ、ライオン、ヒョウ、
チンパンジー、ワニやカバ、アイアイ、その目を見るだけで生き物同士の通じる何かを感じる。生きているというエネルギが交換されているのだと思う。

生物多様性は生物の頂点に立つ人類のDNAに神様が植え込んだ命令ではないかと思う。

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by willfiji | 2015-10-09 15:33 | 読書 | Comments(0)

歴史からの伝言

歴史からの伝言」(著・加藤陽子 佐藤優 福田和也)〈今をつくった近代史の思想と行動〉
安保関連法案の動向の中でボクの考えはボクなりの根拠があると思うようになった。
ボクの本棚には高校時代の教科書「世界史」(山川出版)が今も残る。受験のために勉強したその他の教科書はないがこの本だけは残していた、ボクの考え方に影響を及ぼした。
考え方を一番醸成したのは「昭和史」「昭和史戦後編」(著・半藤一利)だと思う、太平洋戦争という日本の歴史を正しく伝えていると思うからだ。もちろんその他多くの書籍も歴史認識形成に役立ったことはいうまでもない。
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さて、この「歴史からの伝言」は少し違った側面から近代日本史の見解を語り合う形で構成されている。ボクとは意が異なる部分や著者たちの自信の表れか難しい言葉で語りあってよくわからない会話もあるが、素直に読み通すことができた。新たに知る事は面白い事だ。
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この本で知った事の一つに「国体明徴論」がある、天皇機関説と対抗したものだ。
戦争の原動力の一つとなった「日本は天皇が統治する国家だ」という主張だ。

今では天皇は人間で神様ではない事は明らかで天皇は象徴天皇という大半の国民が納得する位置にいる。それでいいと思うし、もう利用する人が出てこないことを願うばかりだ。

神は偉大だ。よくわからないこと、難しいこと、論理で証明できないことを神の心だと納得させる力がある。天皇陛下万歳と散った多くの命は神のために命を捧げるという心の支えを持つことでその命を絶った。歴史はそれを教えている。

靖国に眠る人達に手を合わせる気持ちは誰でも持っているが、それを利用して戦争を美化することは許されない。支配された国の人々や戦場となって命を亡くした他国の人の思いを汲み取る理性を持って靖国の事は考えるべきだと思う。

本の中で語られる岸内閣時に安保闘争がパワーを生んだ理由は、
法案反対内容そのものよりもアイゼンハワーへの訪日の手土産するために強引に通した事への怒りだという。この本ではないが別の歴史家は反米だったA級戦犯の岸首相の人間性に嫌気したからだという。どちらも今回の安倍首相の法案に反対する人に共通するものだと思う。やり方が姑息だ、こんな政権に文民統制ができるのかという感情だ。

明徴論が日本の若者の心に響いたのは間違っているが感情を高揚させたからだ。ヒットラーの演説も同じだった。歴史認識の浅い人達が隣国の人たちをヘイトするのは間違った高揚を誇りと感じるからではないだろうか。

人は感情で動く。理性と感情が必ずしも一致しないことも痛いほどわかる。
感情は理性が高まるほど磨かれていくと心しなければならない。

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by willfiji | 2015-10-01 16:44 | 読書 | Comments(0)