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パピヨンパパの思うこと
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「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」(読書no.342)

「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」(著・川上和人) 

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6600万年前に恐竜は絶滅した。

人類の歴史はたかだか20万年、
恐竜時代は
1億年も続いた。


著者は若き鳥類学者、恐竜学者ではないが、鳥類は恐竜の子孫とも考えられる、鳥以外の恐竜を恐竜として本は書かれている、テラノザウルスやイグアノドン、スピノザウルスなら知っているが、なかなか鳥と恐竜が結びつかない

鳥と同じように空を飛んだ翼竜が鳥になっていったのかとか?恐竜を化石からどこまで再現化できているのか?等々興味は尽きない。


この本は鳥類として残った恐竜から恐竜が闊歩した時を描き出す、ジェラシックパークにボク等を誘い、
6600万年前以前の世界で恐竜がその命をどのように育んだのかというミステリーを紐解く

ユーモアのある文章はアニメの世界に入って行くような気分になる。紹介される数多の恐竜にすっかり魅せられてしまう。


恐竜が絶滅した原因は小天体が地球に衝突したからとされるが、それがほぼ認められたのはまだ最近の
2010年のこと、40名の学者がサイエンスに寄せた論証が根拠となった。


小さい時ボクは天体衝突説を聞いて恐竜は大きいから流れ星にあたって死んでしまったと思っていた。

その他、昔の恐竜は蛇やワニといった爬虫類のような体をしていたが今では羽毛のあるカラフルな恐竜がたくさんいたことも知った。


体長
10メートルもある翼竜がどうやって飛んだのか?という疑問もジャンプスタイルから滑空したと想像すると滑稽だがうなずける。


その時の地球を構成する大気や大陸や海の成分など今とは随分違っていたことなどを知ったのはずっと後の事で今も毎年のように新しい事実が発見され究明されている。


日々新しくなる恐竜の世界をボクはいつまで知ることができるだろうか?


次に地球と衝突する天体が現れる前に人類が核を用いないことを願うばかりだ。


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# by willfiji | 2017-12-12 10:52 | 読書 | Comments(0)

「わたしを離さないで」(読書no.341)

わたしを離さないで」(著、カズオ・イシグロ) 


引き続き、ノーベル賞作家のカズオ・イシグロの書。

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「浮世の画家」とは全く違うシュチエーションだが飾らない文章が淡々と続きいつの間にかイシグロワールドにポツンと置かれたような気になる点は変わらない。


あわてないで出口を探る、
この人の書はそれがおもしろい。


主人公キャシーは介護人、患者が提供者と書かれて、その世界がイシグロワールドの中にある事を読者は知る。


キャシーの子供の頃から青年期までの回想から、彼らの立場がクローンだと知るに至る。淡々と語られるから悲劇ではない。クローンという言葉から想像されるどこまで神に近づくのかと言った問いもそこにはない。


私を離さないでという題名が示すのは「ネバーレットミーゴー…オーベイビー・・ベイビー、わたしを離さないで」の音楽に合わせて小さな女の子であったキャシーが躍るシーンからだ。彼女は人形に見立てた枕を抱いて躍る。


やっとできた赤ちゃんがどこかに行かないように、ずっとその腕の中にいるようにという母親になったような気持ちでキャシーは踊る。

キャシーは赤ちゃんを産めない、
11歳の子供の踊りにイシグロが意図する答えは何だろう。


人間は進歩しているのか?このまま行ったら何処まで行きつくのか?


人類は確かに進歩し平均寿命は延び、戦死者も減っている。国連や
EUができ世界は融合に向かっているかに見えた。人々は知的になって寛容になっていくように見えた。

それが今、おかしな方向に向かっている。

習近平、プーチン、トランプ、そして安倍晋三、国民が選んだのだから仕方がないが、

世界の指導者としての人徳がまるでない人たちだ。


イシグロはクローンであるキャシーが自らの身を嘆く姿を描いていない。運命を受け入れている。ボク等もこの世界の進歩が止まってもそれを受け入れることができるのだろうか?
既にボク等もクローンとなっているのではないか?


現実の世界ではクローンを作り臓器を提供させるようなことに人類は手を染めないという諒解がある。

しかし徳目がこれ以上に衰退すればクローン賛成者が国民の多数を占める可能性は否定できない。

指導者たちを見ていると自分たちが生き延びるためなら何でもやりそうな気がする。生命の歴史には退化的進化というのがある。世界は今その時なのかもしれない。


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# by willfiji | 2017-12-08 10:06 | 読書 | Comments(0)

「浮世の画家」(読書no.240)

「浮世の画家」 (著・カズオ、イシグロ)

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ノーベル文学賞作家の書である。今年の受賞者に村上春樹氏の名はまたも無かったが予想されない人の名があった。

時の人になって特集なども組まれ、カズオ・イシグロ氏の人物なりをボクは知った。

その中でさすがと思ったのは真実と小説の関係を氏がドゴール大統領の発言を例に出して語ったことだ。


「フランスがドイツに占領された時、多くのフランス人がドイツに協力してユダヤ人やレジスタンスに関わった人たちの動向を密告した。ドイツが破れフランスが解放された時、人々は口を閉ざした、気まずさが国中に蔓延した。それを救ったのがドゴールだ、『歴史を明らかにしていいの時まで、フランスの全ての人がフランスの開放に向かってドイツに敵対した』と宣言したのだ」


イシグロ氏は自らの小説をノンフィクションではあるが決して人を騙すものではない、小説にはこのドゴールのようなフィクションをノンフィクションにする力があると言及した。


「浮世の画家」はその発言に沿ったかのような小説だ。


主人公小野は名声のあった画家で戦後引退した姿で登場する。長女は嫁ぎ、初孫の成長が小野の生きがいでもあった。次女の婚礼の話があって小説の本題に入って行く。


戦争は日本でも国民の亀裂を生んでいた。ボクも太平洋戦争に関する多くの本を読んで戦争突入時には日本人の大半が戦争に賛成か少なくともやむをえないと思っていたと理解している。

日清、日露の戦争に勝ったことと欧米列強と同等になるための聖戦として日本中が戦争の道になだれ込んだ。そんな中にあっては異を唱えるのは並大抵のことではなかっただろう、知識人の多くは間違った戦争だと思う気持ちはあったが愛国者を否定されてしまう状況に背くことはできず、むしろ連合国の傘下に下ることを潔しとしない理由で戦争を肯定的にとらえた。

画家として大家であった小野は国民を高揚させるために絵筆を取った、弟子たちもその道に就かせた。但し弟子の中でも反戦の志がいて投獄され拷問まで受けた、小野はそんな弟子を密告するようなことはしなかったが弟子は投獄されたのは小野が情報を憲兵に伝えたとの思いを持ち戦後小野を批判した。


次女の婚礼の話で小野が心を砕いたのは戦争協力者と言われれば破断になることだった。


東京裁判は指導者たちを裁くものだが、民衆の中の戦争を引っ張った者はどう裁かれたのか、日本にドゴールはいなかった、日本人は戦争に負けると大半が戦争反対者に転向した。
200万人という被害者を出したのだから当たり前のことだが、反戦者となった民衆は小野のような人を許さなかった。小野は戦争責任を背負う人となった。大衆は怖い存在である。


イシグロは小野を通してそうした歴史に鋭い眼をむける。

もちろんイシグロは戦争肯定者ではない。戦争を否定していいのだがなぜ戦争が起こったのかという深い洞察だ。

今の日本もこの本のテーマの下にある。小野の行動を肯定する戦後の平和主義を否定する動きだ。

それはドゴールのようにしばらく無いことにするのではなく無かったことにしてしまうというもの。戦争賛成者が戦後は平和主義者になりそして今戦争肯定者になる

戦犯で特赦を受けた人たちが復活したのは朝鮮戦争が始まって、その後ベトナム戦争を経るに至り当初日本の再軍備を恐れたアメリカではあったが日本を協力国にする動きがあったからだ。日本は戦争をしない国からアメリカと共に戦う国になってしまった。


北朝鮮問題を見ても武力で叩けという声が聞こえてくる。日本の軍備が増強されている現状への批判は声を失っていくような状況だ。北朝鮮問題は外交で切り開く以外に道はない。


確率は少ないがもし北朝鮮との戦争が起こったら日本の被害も甚大になる。そうなった時、対話より制裁だと言った人たちの責任は問われるのだろうか、大多数の人たちが自分は制裁よりも対話と言ったと言い出すかもしれない。
この本はこう読み直すことができる

北朝鮮の危機を煽ることで自民党が国民の多数から支持を得た現実がある。


大多数の国民が誤った歴史の流れを懲りることなく作ってしまうフィクションをノンフィクションとして示したこの本の底に流れるテーマはあまりにも深淵だ。


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# by willfiji | 2017-12-03 16:39 | 読書 | Comments(0)

「蝦夷地別件・上・中・下」(読書no.239)

「蝦夷地別件・上・中・下」 (著・船戸与一)

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和人とアイヌの人たちの歴史は謎に満ちている。縄文にさかのぼればこの人たちが日本人の主流だったのかもしれない。


以前読んだ「琉球処分」と同じように日本人として知っておかなければならないアイヌの人たちの歴史の一編を史実を踏まえて著者は長編に記した


時は江戸末期、田沼意次が退いて松平定信が幕政を握る、蝦夷地にロシア艦隊が現れ、交易を要求される。北海道を日本の地にするために和人が入り込みアイヌ人の同化が始まった、もちろんアイヌの人たちの身分は和人と同等ではなかった


アイヌの人たちは独自の言葉を持ち縄文人がそうであったように農耕をしない。

狩猟民族であり当時は山と海からその糧を得ていた


山からはクマや鹿、海からは魚の他にラッコやアザラシ等が豊漁で北海道から千島、樺太までアイヌの人たちのくらしがあった


田沼時代に北海道の統治を任されていた松前藩を通してアイヌの人たちが和人に搾取される体制が出来上がった、定信は北海道を松前藩から取り上げ幕府直轄領と目論む。


物語は東蝦夷といわれる今の釧路から北方領土である択捉(エトロフ)国後(クナシリ)の地で起こったアイヌが和人の中に理不尽に組み込まれていく姿を描く。


人々の生き方が何によって支えられるのかを問う深いテーマがある。


和人に虐げられるアイヌの人、藩に一身を捧げる人、幕府に身を置き外国から日本を守ろうとする人、それぞれの立場が交錯する。人は何をよりどころに生きるのだろうか。

明治維新前のアイヌの問題は日本の大きな流れの中に消えてしまったからアイヌの世界の神秘性が今に続く。人権がなかった江戸時代、アイヌの人たちの生活は明治を迎えるために日本の中に同化変容した。


基地問題を背負う沖縄のような状況ではないためにその存在は忘れられ沖縄ほど問題視されない。

世界にはクルド人やロヒンギャのように国を持たない民族が新たな国際紛争の火種となっている。スペインのカタルーニャやアイルランドの独立問題もある。


和人は武力によって蝦夷を平定しアイヌの人をそして千島と南樺太を日本領土にした時、
アイヌと同族といわれるクリル人やニプヒ人も日本人の中に組み入れた。

先の戦争では日本軍として戦った人もいる。


ボクはこうした人たちのことを思うたびに領土問題を考えてしまう。戦争はかつて勝敗によって国の権利獲得手段であったものが今は人間の愚かさの証と映る。


戦争の火種である領土問題は人類の知恵として国際社会が一致して平和理に一掃する必要があると思う。


北方領土はこの本でも明らかなようにアイヌの人たちが先住者であった。

日本に生まれれば日本の領土だと主張するのは誰にもあることだが歴史を知り、知識を得ることによって戦争の火種になる領土問題に対しても寛容な立場を持てるようになる。

ナショナリストはそれができない。民族の問題も同じでこの本を例に出すまでもなく和人の中にもアイヌの人たちから隣人と慕われた人もいるし略奪差別した人もいる。


アイヌの人たちも武器を持って日本人を殺害した人もいれば身を守るために理不尽を受け入れた人もいる。民族は国家を作るが民族によって人格が変わることはない。


差別主義者は民族を単一な性格を持つものとして一般化するがそれは稚拙だと言わざるを得ない。

アイヌの人たちとの繋がりを読み解くとアジアから千島、アリューシャンを渡り、北・中・南アメリカまで到達した人類の雄大な旅にまで思いは巡る。


そうした俯瞰図を見れば国同志の争いの火種がいかに小さなものなのかとの考えに及ぶはずだ。


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# by willfiji | 2017-11-28 10:28 | 読書 | Comments(0)

「閉じてゆく帝国と逆説の21世紀」(読書no.238)

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀」 (著・水野和夫)

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世の中が変わって来ていると思ったのはいつの頃だろうか?


成長が止まって、失われた
20年と東日本大震災、原子力が人類進歩の象徴だったが崩れた。エネルギーの見直しが直ちに行われるかと思ったがそうはいかない。


安倍政権に元内閣官房審議官の著者が異を唱える。著者は「資本主義の終焉と歴史の危機」(集英社新書)で一世を風靡した、この著書はその後に起こった事を検証する中で脱近代が
100年単位で成されることを示唆する。


著者はマイナス金利を成熟社会の終焉としてその先頭にあったドイツと日本を対比する。

ドイツはEUという帝国を作り上げ新たな時代に進んでいるが日本はいまだに過去にこだわり自身の存在保身に突き進んでいる。


トランプ大統領の訪日があった。すべてが日本の米国追従の関係を表していた。


日本はまるでアメリカの占領下にあるようだ。

直前に行われた選挙結果にボクは日本のなさけなさを感じざるをえなかった。

人柄が信頼できない政権を再び選んだ国民を国民として恥じた。


なぜ愚かな道を選ぶのかそんな心持ちがこの本を手にした理由だった。

冷静に考えれば与党自民党に投票した人は18%。

だが選挙制度によって国会の2/3の議席を与えてしまった。


トランプ氏や安倍氏が国家の首脳となることそのものが資本主義終焉の象徴的出来事だと著者は捉える。

両首脳はゴルフと飽食に興じ、北朝鮮の危機を煽りアメリカファーストを共演した。


それは脱近代をめざす世界の在り方を模索する深い洞察を真摯に希求すべき時代をふまえる首脳としての態度からは程遠いものだった。


日本はアベノミクスで目論んだインフレ目標に到達することなくますますデフレマインドが広がる状況にある。


先日同期で会したが政府の金融緩和政策によって起こるのは円安株高であってゼロ金利に対応すべくメンバーは株によっていくばくかの利益を得ているが、この状況が平常だと思っている人は一人もいなかった。つけは将来にまわされ出口は遠のく様相だ。


マイナス金利というデフレをつくりながらデフレ退治を宣言するというマッチポンプは北朝鮮危機を煽り権力を握り続けることと共通点がある。


安倍政権における集団的自衛権容認や共謀罪は安全国家という言葉の中にあるのはテロリズムの予防ではなく市民をコントロールすることを狙っている


トランプ大統領の訪日で見られた隷属的日本の状況を賛美する人たちが自称愛国者であるようなことにボクは危機感を抱く。

現憲法が米国に押し付けられたものだという理屈と日本の自衛隊に負担を担わせることがアメリカの圧力に屈したものであることに矛盾を感じない改憲論者の主張はあまりにも稚拙だ。


著者は人間の求めるものは「愛・美・真」であり「科学と指標的成長によって獲得される余暇を賢明で裕福な生活のためにどのように使えば良いかという問題に直面するだろう」というケインズが遺した脱近代の言葉を引用して、新しい社会の実現を良識の中から見出そうとしている。


少なくともこの良識のない首脳を選んでしまった国家は盲目的に富を求める近代社会の呪縛から解かれる時が遅れてしまっていることは確かだ。


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# by willfiji | 2017-11-24 17:54 | 読書 | Comments(0)