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パピヨンパパの思うこと
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移民たちの満州

移民たちの満州・滿蒙開拓団の虚と実」(著・二松啓紀)。
この時期になると太平洋戦争に関する本を読む事が多い。戦争を知らない僕らにとって時事を知る事が大切だと思う。
特に今年は憲法違反の疑いがある法案が多数与党によって通されようとしている。
なぜあの無謀な戦争を良識ある日本人が止める事ができなかったのか。
解釈変更という姑息なやり方で戦争法案が通りそうな状況と同じものを感じるのはボクだけではないだろう。
今、首相を筆頭に太平洋戦争肯定論が台頭している。反省やお詫びを自虐的だと誤った過去を正当化する主張がある。日本人としては心地よいがあまりにも自分勝手だと思う。

宮崎駿氏が百田尚樹氏や安倍首相の言動を「ナルシズム」と評した。最初は意味がわからなかったが自虐と対比すると分かり易い。もちろん反省やお詫びは自虐ではない。
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この本は多くの体験者からの聞き取りで構成されている。南米や北米への移民は底辺の労働者だったが満州は支配者としての移民だった。
既に満鉄社員や家族たちは支配者として振る舞い豊かな生活をしていた。
日本の村を分割して開拓団が編成された。満州の土地を与えられ強制的に土地を買い上げられた現地人が労働者となった。国策で貧農の人たちが満州では支配者となった。

それまではよかったが戦局が変わると形成が逆転して悲劇が始まる。
最強と言われた関東軍幹部や満鉄社員はいち早く退去した。

終戦後残された開拓団の壮絶な避難の道がはじまる。
服をはぎとる現地人。不衛生な避難所。チフスや栄養失調で続出する死者。
中国残留孤児。ソ連兵による略奪。強姦され傷ついた女性達は日本への寄港を前に次々と海へ身投げする。妊婦も多くいた。用意された病院で堕胎する。女性達は沈黙する。
戦争とは国による最大の犯罪行為だ。
シベリア送りになった人達の凄惨な話は多くの書籍に紹介されているが、最後までソ連が仲裁してくれると時を見誤った為政者の罪は原爆投下を招いた事と重ねて重い。

開拓民は国のためと盛大に送り出されたが帰っても土地はない。
それからも苦難の道が続く。各地で開拓村の開梱が始まった。

満州には王道楽土(武力ではなく徳で統治する)と五族(漢、満州、朝鮮、蒙古、日本)協和という大義があった。
満州国が成立したのは日本軍の自作自演の満鉄爆発が発端で侵略という言葉を使いたくない人たちもこのことには反論できない。

戦争は相手が攻撃してきたからという大義がある。アメリカ参戦のきっかけは真珠湾だがペリーの不平等条約歴史まで溯れば大義は日本にある。
戦争被害は弱い人から犠牲となる。「日本人を守るのが政治家の使命」と言いながら原発再稼働をする人を信じていいのか?
この夏、美しいテーマで展開される戦争番組を見誤ることがないようにしたい。
歴史から学ぶこと。自分の考えを正すためにまだまだわからない史実をこれからも学んでいきたいと思う

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by willfiji | 2015-08-13 14:56 | 読書 | Comments(0)
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