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神津島の漁師さんがやってきた。調布で自分達が釣った魚がどんな店で売られているのか?どんな人が調理しているのか?届けた魚の評判はどうか?
獲るだけではなくそこまで知って、出来ることがあったらしたいと言う。
一方、料理する人も神津魚について、知りたいことや要望がある。そんな出会いを和風居酒屋の調風さんで持った。
僕にとっても嬉しい打ち合わせだった。バイヤーの基本に戻って、浜値のあり方や仲買や漁協との関係、その利益配分、漁場の現状等、納得いくまで聞いてみた。
現役時代、若いバイヤーを同行した時、一番教えたのはこんなことだった。
自分の知識や仮説で知った振りをする人がいる。産地に行って産地の事を語ってしまう人がいる。産地の特色に疑問を持ちそれを素直に聞くことがバイヤーの基本的な姿勢だ。年とともに知識も増えて疑問が少なくなってくる。知識がじゃまをしてしまう。バイヤーが自覚しなければならないことだ。素直に聞く事ができない人はバイヤー失格だ。インターネットで簡単に知識が手に入る時代になった。あらかじめ調べることは必要だが知った振りより現場の人に聞いて知る方が役に立つのは言うまでもない。
初お目見え《調布アイランドフラッグ》
漁師さんと料理人さんの打ち合わせ
海の男達
by willfiji
| 2011-11-05 21:47
| ビジネス
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